「う、ごめん……。 でも、しほちゃんと遊びたかったんだもん……」
「あの志歩ちゃんとベースの音が、忘れられないの」
「オリジナル曲かぁ……! しほちゃんとなら、いくらでも考えられそう!」
──天馬咲希
「例えそうだとしても、放っておかなかったくせに」
「ふたりが笑顔でいられるなら—— きっと咲希は、笑ってくれる」
「……でも、私は今まで咲希が作ってくれた曲も好きだよ」
──日野森志歩
([[公式ストーリーより
>https://www.youtube.com/playlist?list=PLiFNg5fXiX30vpnFGTQueUpGrTn7fzSsW]])
概要
音楽ゲーム『プロジェクトセカイ』に登場するLeo/needのメンバーである日野森志歩×天馬咲希のGLカップリング。
二人は少なくとも小学校一年生からの幼馴染の関係であり、同じ宮益坂女子学院の生徒であり、同じバンドのメンバーでもある。志歩がベースで咲希がキーボード担当。
バンドでは熟練者である志歩は演奏指導、編曲、符割りを担当。咲希は作曲を主に担当するがコード進行は志歩と一緒に作成することもあるようだ(レオニレン「放課後のひととき」ストーリーより)。
CP表記
日本語 | しほさき |
---|---|
韓国語 | 시호사키 |
絵文字 | 🍜🎹 |
別表記
以下、ユニット・イベントストーリー、カードサイドストーリー、ボイス等のネタバレを含みます。
プロフィール
名前 | 日野森志歩 | 天馬咲希 |
---|---|---|
一人称 | 私 | アタシ |
互いの呼称 | 咲希 | しほちゃん(真面目なときは志歩ちゃん) |
クラス | 1年A組→2年B組 | 1年C組→2年B組 |
楽器 | ベース | キーボード |
誕生日 | 1月8日 | 5月9日 |
星座 | やぎ座 | おうし座 |
キャラカラー | 黄緑 | 黄色 |
身長 | 159cm→159cm | 159cm→160cm |
年齢 | 16歳→17歳 | 16歳→17歳 |
好きな食べ物 | ラーメン | スナック菓子 |
嫌いな食べ物 | 豆腐 | おかゆ |
CV | 中島由貴 | 礒部花凜 |
- 日野森志歩
馴れ合いを嫌う一匹狼。自分の好きなことに没頭し、周囲の人間にどう思われようが気にしない。そんな彼女も、かつては幼馴染みたちと行動を共にしており、友人たちのことも大切に思っていたのだが……。
- 天馬咲希
いつも明るく、笑顔を絶やさないムードメーカー。生まれつき病弱だったせいで中学校はなかなか通えなかったが、ようやく元気になり、高校から復学する。
久しぶりに再会できる幼馴染みたちとの楽しい高校生活を期待していたが……。
エリア会話によると雫の真似をして咲希も「しぃちゃん」と志歩を呼んでいた頃があったらしいが、志歩が『恥ずかしいからダメ』『次呼んだら絶交だから』と言ったため流石の咲希も諦めたようだ。
ちなみに、真面目なときは志歩ちゃん呼びになることもあいまって、志歩は咲希が親しい人の中で漢字で名前呼びする唯一の人となっている。
対照的な特徴
志歩 | 咲希 | |
---|---|---|
髪色 | 銀髪 | 金髪(先がピンクのグラデ) |
髪型 | 毛先がツンしたショート | ふわふわのロング |
目/瞳の色 | きりっとしている/緑目 | ぱっちりしている/赤目 |
服装、センス | ボーイッシュ | ガーリー |
コミュニケーション | 苦手 | 得意 |
一人でいること | 慣れてる | 苦手 |
甘いもの | 苦手 | 好き |
担当音域 | 低音 | 高音 |
家の雰囲気 | 和風 | 洋風 |
自分の感情 | 天邪鬼 | 素直 |
愛情表現 | 陰で行動する | 表に出す |
このように見た目上のデザインから性格的な個性まで非常に対照的な二人となっている。
会話中の掛け合いも非常に多く、また絡むときの距離感がとにかく近くスキンシップの頻度も高い。
普段の二人
幼馴染にはよくくっつきにいく咲希ではあるが、志歩に対しては特にプロセカイベントガチャ初の星4カードの時点から「大好き」を連呼して抱きしめたり飛びついてそのまま布団にダイブしたりするなど過剰とも言える愛情表現を頻繁に行っている。(咲希★4「レイニー・ディスタンス」、イベント「君と紡ぐPrecious memories」ストーリーより)
さらに2023年の咲希バースデーでは中々抱きしめてくれない志歩に、
「でもしほちゃんのぎゅーがもらえるなら悔いはないかも!」
「そういえばしほちゃんにはハグしてもらってない!」
「しほちゃんにもぎゅってしてもらわないと、アタシ寂しくて死んじゃうかも!」
としつこいほどのハグの要求をしている。
また、2023年咲希バースデー4コマでは親しい人たちのぬいぐるみの中でなぜか志歩のぬいぐるみに飛びついて頬キスに見える位置で頬ずりをするという絵面が描かれている。
([[セカイの4コマ「ふわモコの夢」より
>https://x.com/pj_sekai/status/1655769564624322561]]
さらに咲希はやたらと志歩に褒めてもらいたがったりご褒美を欲しがったり上目遣いで目を潤ませてお願いするなどあざとくも見える接し方をよくしている。
「いつでもかっこいいしほちゃんが大好きな天馬咲希より♪」
「かっこよすぎて、一気に引きこまれちゃった!」
というように、志歩の「かっこよさ」に言及する台詞も多い。(2022年咲希バースデー、イベント「Don't lose faith!」等より)
また、志歩がうさぎを好んでいることは様々なイベントでよく描かれているが、下記のように咲希自身がうさぎになぞらえられることも多い。なんなら最近は自分からうさぎ要素をアピールしている。
・初期カードでの一歌とのうさぎ風メイクが咲希に似合いそうという会話(咲希★2「いつも明るいムードメーカー」より)
・志歩からアンゴラウサギは寝癖がすごい寝起きの咲希にそっくりと言われる(咲希★4「窓辺の語らい」より)
・宮女文化祭では自らアニマルカチューシャの買い出しに行きうさぎカチューシャをつけて志歩に見せている(イベント「絶叫!?オオカミの森へようこそ」より)
・うさぎは寂しいと死んじゃうという会話があるサイストの後のバースデーで「しほちゃんにもぎゅってしてもらわないと、 アタシ、寂しくて死んじゃうかも!」とワガママを言う(不発)(2023年天馬咲希バースデーカードより)
基本的に咲希が甘えると「しょうがないな」「一回だけだよ」と全然しょうがなくも一回だけでもない言い訳をして頷いてしまったり、咲希に抱きつかれると「ちょっと咲希」「お姉ちゃんみたいなことしないで」と照れながらも振りほどけなかったりする志歩の姿が定番となっている。
志歩★4「勝てない眼差し」ではまさにその場面が描かれており、同身長であるにもかかわらずわざわざ上目遣いをしてお願いしていることが明らかになった。
「しほちゃんの傾向と対策はバッチリ♪」と豪語するだけはある。(2023年志歩バースデーライブより)
そのためか、咲希の志歩のモノマネは非常に上手く、ストーリー会話に留まらず、ついに2023年Leo/needコネクトライブ第三公演のMCでいかんなく発揮されることになった。
アーカイブ化されたら必見の回である。
ちなみに志歩のほうは天邪鬼な性質もあって、咲希のような愛情表現は行わないどころかしょっちゅう小学生のような意地悪を言っては咲希を「もー!」と拗ねさせている。
しかし、咲希の身体や入院中咲希ができなかったやりたいことができるよう深く気にかけている様子が様々なイベントでうかがえる(イベント「雨上がりの一番星」「Resonate with you」「君と紡ぐPrecious memories」等より)。
特に2022年に公開された群青賛歌のアニメMVでは、メインストーリーで倒れそうになった咲希を抱き留めていた事実が判明したり、2022年レオニの日常では咲希とのツーショットで後方腕組をしながらの優しすぎる眼差しを披露していたりしている。
([[公式群青賛歌MV
>https://youtu.be/MxT59XJXMnU?si=VQmh36WiEWg2f2qO&t=180]]
[[レオニの日常マジカルミライ 10th Anniversary回より
>https://x.com/pj_sekai/status/1566259765461655552]])
さらに、基本的に言葉少なな志歩だが、他の人との会話でやたらと咲希の話をしたり、何気ない頭の中のモノローグのときでも咲希のことを考えたりしていることが多い。
みのりとこはねが自分に話しかけてきたときは「咲希に似ている」、エリア会話で寧々とえむの話をしているときに「咲希といい勝負って感じ」、ホワイトデーのお返しを考えるときも開幕から咲希咲希である。(志歩★3「胸に残る旋律」、イベント「怪盗紳士のハラハラ!?ホワイトデー」より)
なお志歩は基本的に自分から他者へのスキンシップはほぼしないものの、咲希のほっぺはつねる。(イベント「Unnamed Harmony」、一歌★4「晴れを願って」より)
2周年時に公開されたJournyのアニメMVでは咲希のほうもつねられた後は嬉しそうにほっぺを擦っているため、二人の間ではスキンシップの一環になっているようだ。
([[公式JournyMV
>https://youtu.be/m__WcDdaF7k?si=irxaQj1ygVVD8vyh&t=20]])
一方、音楽や練習への意識は二人とも共通して高い。
元々自分に厳しい志歩はもとより、バンド結成当初は「久しぶりに一緒にやるんだし、 ちょっとはゆるくしてくれても」と言っていた咲希も、プロを目指すと決めた後は「今は遊んだり休んだりするより、 練習でシンセ触ってる時が一番楽しい」とやる気満々になっている。(イベント「Unnamed Harmony」より)
エリア会話でも練習曲の難易度に尻込みする一歌に「難しくても好きな曲のほうがモチベーション続くよ」と言ったり、手本になるドラマーを探す穂波に『自分の目標なんだから、自分で見つけたら?』と志歩のモノマネつきでアドバイスしたりしている(勿論困ったらすぐに相談するよう伝えている)。
志歩、咲希ともに覚悟を持って幼馴染みんなで一緒に音楽をしていきたい、自分たちの演奏や曲で誰かの心を揺さぶりたいという強い想いは共通しており、音楽に向き合う姿勢は普段とは打って変わって真剣そのもの。
ちなみに二人のキズナ称号三段階目は「一緒に音楽を」である。
また、バンドのために力になりたいという意識が特に咲希は強く、みんなのために作曲を始めるイベントUnnamed Harmonyと、もう一段上の曲作りのために自分の辛い過去と向き合うNo seek No findは必見である。
二人のこれまで
出会いや小学校~中学校までの時系列はなぜか明かされていない幼馴染バンドLeo/need。
しかし、下記はこれまでの生放送やストーリーから明らかになっている
・小学校1年生時点でレオニ4人は知り合っていた(ワンダショちゃんねる質問箱より)
・小学校1年生時点で志歩と咲希はお互いの家を行き来するようになっていた(一期一会な百鬼夜行!?より)
・中学入学時はレオニ4人とも同じクラス(あの日、空は遠かったより)
・中学2年時点ではすでに咲希は入院している(あの日、空は遠かったより)
このため二人の出会いは遅くとも小学校一年生で、一年生の間にお互いの家に行き来する関係になっていたようだ。
また、様々なイベントで「志歩と咲希がよくケンカをしていた」と言われており、幼馴染みの中ではほぼ定番のやりとりとなっていたようだ。
にもかかわらず現在までも言い合いしながらも大好き大好きと抱きついたり格別に気に掛けたりしているあたり、ケンカ?するほど仲がいいを地で行く関係がうかがえる。
ちなみに小学生時代のケンカについては一歌がよくわからないまま止めに入り、あわあわしている様子を見て気が削がれているうちに穂波が仲裁案を提案してくれて丸く収まるというところまでパターンだった模様。(つなぐ、星の歌より)
志歩と咲希の仲の良さ以上に、一歌と穂波の人間性の良さが際立つエピソードである。
志歩自身は、小学生時代の咲希に対して『遊ぼうって毎日毎日しつこく言ってきたでしょ。 私、ゲームしたいからって何度も追い払ったのに』『結局、私が折れるしかなかったし』と言っているものの(ユニットストーリーより)、この「咲希にしつこくされた」エピソードを嬉しそうに何度も回想しているあたり内心では喜んでいた可能性が非常に高い(志歩「胸に残る旋律」「Leo/needで雪遊び」ストーリーより)。
持ちソロアナザーボーカルに天ノ弱があるように、まさにあまのじゃくである。
なお、中学1年生のいつ頃に咲希が長期入院したのかも明かされてない。
しかしバンド結成後すぐ言い合いをする志歩と咲希を見て一歌が「久しぶりだな、咲希と志歩のこの感じ」と言っているため、中学1年生時点ですでに現在のべたべたと仲睦まじい関係は完成されていたらしい。
中学2年生になってからは、一歌と穂波のことを悪く言われた志歩はクラスメイトと険悪になる。
決定打となる一歌への陰口をきっかけに、クラスメイトを強く拒絶した後、「(一歌も、穂波も、すごく優しい。 これだけ冷たくしても私を気にかけて、話しかけてくれて——だから…迷惑かけたくない)」と一歌と穂波からも距離を置いてしまう。
その際、入院中の咲希とも「(咲希は──咲希には、ふたりがいれば大丈夫。ふたりが笑顔でいられるなら──きっと咲希は、笑ってくれる)」と離れる決意をし、連絡もしなくなったようだ。
ユーザーから見るとどう考えても絶対笑ってくれないのだが、意志を曲げられない自分がいると人とうまくいかない、大事な人に迷惑がかかるという自己嫌悪の念が強い性格のためそのような行動に出てしまったのだろう。
この志歩の性質については、ふたり、月うさぎイベントにて姉の日野森雫から「いつだってみんなのことを想って 我慢して頑張っちゃう子だから」と語られている。
大事な人のために逆に遠ざかろうとしてしまう志歩の人間性がよくわかるイベントなので志歩好きは必見である。
関連ストーリー
Leo/needユニットストーリー
特に志歩と咲希に関わる話数を紹介。
- 3話
復学してきたばかりの咲希に呼びかけられ、目を丸くして志歩は驚く。
幼馴染みと距離を取ってきた志歩だが、このときは素っ気ない対応をしつつも、小さな声で咲希の退院について「…よかった」と漏らす。
- 10話
一歌と咲希が楽器店にシンセサイザーを買いに行ったところ、バイト前に買い物していた志歩に遭遇。バンド練習に誘うも、「その手には乗らないからね。 私は誰かとバンドを組む気はないから」と一歌が声をかけても突っぱねていたときと同じように冷たく対応する志歩。
……だったのだが、
「でも……アタシはもっともっと、しほちゃんと一緒にいたいよ! 一緒にバンドもやりたい!」
「それにほなちゃんとも! 4人で一緒に!」
という咲希の一言に、ずっと頑なだった志歩がため息をつき、表情と態度とBGMが急に軟化。
ここで志歩と咲希の口から二人の幼い頃からの関係が語られる。曰く、
「咲希って、ほんと変わらないね。 小学生の時からずっと同じ」
「そ…そんなにしつこかったかな…?」
「遊ぼうって毎日毎日しつこく言ってきたでしょ。 私、ゲームしたいからって何度も追い払ったのに」
「う、ごめん…。 でも、しほちゃんと遊びたかったんだもん…」
と昔と変わらない咲希のしつこいほどに真っすぐな気持ちに、志歩はまた思うところのあるような息をついた後、ついにバンドを組む条件となる課題曲を提示するのだった。
- 11話
志歩がバンドに入る条件として出した課題曲の難易度を、一歌ミクたちとともに練習する中で、咲希は「しほちゃんの選んだ曲って感じがする」と評価。
ルカの「ふたりと真剣にバンドがやりたいから、 この曲を選んだんじゃないかしら?」に対しても「うん。アタシもそんな気がする! 弾いてるとぐんぐん上手くなってる気がするし!」と頷いているあたり、志歩の意図をよくわかっている様子がうかがえる。
また同話でセカイの屋上の星を見に行った際に、ユニットストーリー冒頭でジャングルジムに登って4人で流星群を見たときの話を一歌と咲希がする。
ちなみにこのジャングルジムに登ったときは、志歩が咲希を下から押し上げてあげていたことが判明している。志歩が咲希の後ろ側一段下にいたのはそのためだったようだ。(一歌★4「胸に秘めた誓い」より)
そのくだりで穂波が一生懸命星について教えてくれたこと、咲希と志歩が全然星の名前を覚えられなかったこと、そのため穂波が珍しくむくれてしまい慌てて咲希と志歩が星図を見たことが語られている。
なお、この会話の中で「しほちゃんと一緒にバンドできるように、最高の演奏しようね」と咲希が言っている。「最高の演奏をしよう」は志歩の決め台詞のようにもなっているが、実は言ったのは咲希のほうが早い。
- 12話
志歩からの課題曲を一歌と咲希はクリアするべきセッションに臨む。ミスもなく「(音もピッタリ! これなら、しほちゃんとまた一緒に……!)」というところで、体調を崩していた咲希が倒れそうになってしまう。
なおこの場面、テキストを読む限りでは倒れた咲希に志歩と一歌が駆け寄ったように見えるが、先に触れたとおり実は志歩が倒れそうな咲希を抱き留めていたことが判明している。
無理な課題を出したことを謝る志歩に咲希は、一歌たちから離れた原因を聞く。そこでついに、志歩の口から「一歌たちを自分への陰口に巻き込まないため離れた」という理由が語られる。
そんな志歩に一歌も「誰に何言われても 志歩と友達でいたい」と気持ちを伝え、三人はまた一緒に仲良く過ごせるようになった。
- 13話
一歌、咲希とまた一緒に過ごせるようになった志歩。仲直りした途端に、
「久しぶりに一緒にやるんだし、ちょっとはゆるくしてくれても~」
「ダメ。咲希は甘やかすと調子に乗ってずっと甘えるから」
と、じゃれあいのような言い合いを始める。それを見て一歌は「なんか久しぶりに見るな、咲希と志歩のこの感じ」と嬉しそうに言う。
しかし平穏なやりとりの中、穂波が中学時代にクラスメイトから無視され続けて今のクラスメイトから離れることを怖がるようになった話が出る。
それを聞いた咲希は、今の友達と仲良くできている穂波の気持ちを大事にしてあげたい、とバンドに誘うのをやめる決意をする。
明らかに我慢しての決意をする咲希に、志歩は言葉はないものの納得がいかなさそうな顔をする。
- 14話
穂波へ自分の考えと気持ちを伝え、離れる咲希。
志歩と一歌が咲希を心配して待っていると、戻ってきた咲希は「これでいいんだよ」と言いながらも涙が止まらなくなってしまう。
数日経っても元気のない咲希の様子にしょんぼりしている志歩だったが、一歌の「本当にこれでよかったのかな」の言葉に対し、非常に強い決意のこもった声で、「いいわけない。こんなの絶対間違ってる」と呟く。
- 15話
冒頭で志歩は咲希と「しほちゃん、今日はフリー?」「ちょっとヤボ用」「ヤボ用って、ふふっ、なんかカッコイイね!」という微笑ましいやりとりをしてから、穂波のもとへ向かう。
傷つくことを恐れてクラスメイトとだけ仲良くしようとする穂波に、中学時代距離を取ったのは自分たちに心配をかけたくないからと理解しつつも、昔の優しくも意志の主張もできた穂波と違うと苛立つ様子を見せていた志歩。
それがついに、穂波を大切にするために離れると伝えた咲希の涙をきっかけに爆発してしまう。
「咲希はもういいって言ったかもしれない。 けど、本当はそう思ってないことぐらいわかるでしょ」
「穂波は咲希達の気持ちはどうでもいいの?」
「咲希は穂波を大切にしたい。 穂波のことを思って無理してああいうこと言ってる。じゃあ、穂波は?誰のために何がしたいの?」
「穂波は、咲希が泣いてていいの!?」
怒涛の詰めっぷりに衝撃を受けた豆腐も賛否両論も多いシーンであろう。
なお、穂波とのやりとりの後の一歌との会話で、「(私と咲希の)ケンカが始まったら一歌が真っ先に止めてくれた」という会話が出てくる。
(というか、一歌と穂波がケンカをしたというくだりは2023年時点で一度も出てきたことがない。)
- 16話
一歌の上達を志歩が褒めると「しほちゃんがほめるなんて!」「アタシもしほちゃんにほめられたいっ!」と発奮する咲希が見られる。
そんな咲希を心配する志歩をミクが「優しいね」と言うと、「咲希は体弱いから、 誰だって心配するでしょ」と志歩は照れる。
ちなみに志歩と咲希のキズナ称号第二段階は「心配性」である。
- 20話
バンドの名前について、「星の名前とかは?」とアイディアを出した志歩に、「しほちゃんってばロマンチスト♪」とウインクをして唇に指を当てて小首を傾げてからかう咲希が見られる。
志歩のほうも照れており、意地悪を言ったりからかったりはお互い様という様子がうかがえる。争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!!
雨上がりの一番星
これまで入院していた分、幼馴染4人で過ごす時間を取り戻そうと張り切る咲希。過密気味のスケジュールにもかかわらず天文台に行きたいという咲希に、はじめは渋る志歩も例によって「…ダメ?」と甘えられ、結局は練習をきちんとやることを条件に承諾する。
その際ルカに異様に張り切る咲希の違和感を伝えられ、前のように咲希が倒れるのではないかという不安が起こり、「咲希のことを気をつけて見てみます」と気を引き締める。
咲希が無理しないよう注意を払う志歩だったが、練習を押し切った咲希は熱を出していたことが発覚。
咲希の手首を掴み熱を測った志歩は、もっとも恐れていた事態が起こさせてしまったことに、
「前倒れた時と同じくらいあるじゃん……」
「遊びになんていつでも行けるでしょ! そんなことより咲希の体のほうが」
といつになく強い感情を爆発させる。
このシーンは志歩★4「気づきたかった熱さ」の特訓前イラストになっており、普段元気な咲希が珍しく見せる弱々しい表情と志歩の強く動揺する様子が見られる。
咲希のほうも「いつでもなんて行けない!ずっと行けなかったもん!」と反論するもふらついてしまう。
咲希の焦りの理由を一歌から聞いた志歩は、一歌と穂波とともに咲希の見舞いに向かう。
セカイの屋上で謝ろうとした咲希を遮り、咲希の異常に気づけなかった自分への苛立ちから咲希の気持ちも知らず酷いことを言ったことを謝る。
その後はこれからは焦らずみんなで一緒に時間を作っていけばいい、と安心し天文台の代わりに穂波解説のプラネタリウムを楽しむ咲希であった。
このイベント記念すべきプロセカ第一回目のイベントストーリーで、バナーキャラの咲希とともに志歩もピックアップ対象。
咲希★4「レイニーディスタンス」では、倒れたことから体調管理を気遣うようになる咲希に何かあったら頼るよう言った志歩に咲希が「だーいすき♪」と言いながら抱きつく。今では定番となった咲希の記念すべき初抱きつきである。
さらに「だって大好きなんだもん」「だーいすき!」と連呼しいつもは落ち着いている志歩を大いに照れさせていた。記念すべき第一回イベントピックアップからこれである。
一方、志歩★4「気づきたかった熱さ」ではルカに咲希の不調に気づけた理由を志歩は聞きに行く。
「次はないようにしたいから」と強い決意とともに聞く志歩に、ルカは「本当に咲希を大切に想っているのね」と言う。
普段自分が咲希をどう思っているかを言わない志歩が、
「咲希は、絶対苦しかったはずなのに 私達が会いに行くといつも笑顔で……本当にすごいんです、咲希は」
「もっと頼ってくれればいいのに」
と珍しく内心を吐露する姿が見られる。ルカのしばらくは気にかけてあげてほしいという言葉にも「もちろん、そのつもりです」と強く頷く様子から咲希への気持ちの強さがうかがえる。
……が、その後やってきた咲希に「絶対ナイショの話をルカさん達としてたでしょ」と問い詰められると、「はいはい!それより練習始めるよ!」と誤魔化してしまうあたりが志歩である。
響く、トワイライトパレード
イオリにスカウトされ心が揺れる志歩。咲希に4人でフェニランに行こうと提案されるも、心が定まらず一度は練習するからと断ろうとする。
しかし、4人で一緒に行きたい咲希は必死に志歩に頼み込み、「だから…一緒に行こう?」の一言についに折れる。
フェニランで遊ぶ最中、志歩は寧々との会話を通して4人で演奏するのが好きという気持ちを自覚すると同時に、他の3人はプロを目指す気がないということも改めてわかってしまう。
心が揺れる中、志歩は咲希にフェニペンくんを手渡される。「しほちゃん、また明日!」の言葉に、志歩はまた明日ではなく「…バイバイ」と応えるのだった。
バナー担当兼ピックアップでもある志歩★4「絆と憂い」のストーリーでは、フェニランに行った後も迷う志歩の姿が描かれている。
「(前の私だったら……。 咲希が退院して戻ってくる前の私ならこんなに迷わなかったのかな)」と悩む志歩の前に、教科書を借りに来た咲希が現れる。
借りついでに抱きついてから、授業後に咲希は教科書を返しに戻ってくる。返ってきた教科書にはノートの切れ端が挟まっており、ステージでショーをする司が落書きされていた。
苦笑しながらも「せっかくだしこれは取っておこうかな」とノートの切れ端を大事そうにしまう志歩。
志歩にとって咲希がもたらすものの重さを感じさせるストーリーとなっている。
- Resonate with you
- Unnamed Harmony
- あの日、空は遠かった
- No seek No find
- Don’t lose faith!
- 君と紡ぐPrecious memories