概要
『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場する、桐生つかさ(18)と栗原ネネ(15)のコンビ・カップリングタグ。ネネがキュート属性として登場したのは、サービス開始からおよそ3箇月後の2012年2月末。つかさは遅れて14年9月に、シンデレラガールズ最後の追加メンバーとしてクール属性に顔を出した。
プロフィール上の共通点は血液型(A型)と利き手(右利き)くらい。身長は共に160cm台前半で、つかさの方が3cm高い。
これといった接点はなかったものの、モバゲー版で2018年4月に開催されたイベント「 刑事公演 アンビバレント・バディ ~二人はWin-Win~ 」で初共演し、刑事役としてバディを組んだ。その後もデレぽやユニット等で度々共演するなど、交流が続いているようだ。
アンビバレント・バディ ~二人はWin-Win~
警視庁で異端児と呼ばれる「特麗課」のでこぼこコンビ、ツカサとネネが、老舗ファッションブランドのデザイン盗難被害を捜査する――という物語。二人の他にも「鑑識のシキ」 「新米コンビ:あやうい刑事」 「熱血刑事リターンズ」 「刑事部長・マムシのシノブ」といった面々が登場し、盗難事件に巻き込まれた「テヤンデール社長」と「ナミティエ社長」もキーパーソンとして活躍する。
ツカサは二人きりの職場で、実績にならない事件を手がける傍らでぬか床をかき混ぜる日々を送る特麗課の主。ネネは美味しいコーヒーで相談者を迎え入れる、特麗課歴1年の心優しい相棒。自分の流儀を貫くツカサに相応しくあるよう職務に当たっていたネネだが、事件の捜査が進展する中である人物に引っ掛かりを覚え、初めて別行動を選択する。
ツカサは引き留めこそしなかったものの、ネネが犯人について「表向きはいつもどおりに振る舞いながら、人知れず不満を溜め込んで犯行に及んだのでは」と推理したのを、突っ張ってばかりいる自身と気遣い上手の相棒との関係に重ねてしまい、捜査の行き詰まりも相俟って気の晴れない数日を過ごす。
キャシーの手回しでナミティエのレセプションパーティーへと乗り込んだツカサは、ついに犯人と対峙する。追い詰められて自棄を起こした犯人を取り押さえたのは、独自捜査の末に会場へ辿り着いていたネネだった。驚くツカサは連絡も寄越さずに何をしていたのかと問い質すが、ネネはしっかりと署に連絡を入れており、特麗課に閉じこもっていたツカサには伝わっていなかっただけだと判明する。盗難事件の真相が明らかとなり、物語はテヤンデールとナミティエのコラボ商品の発表という形で大団円を迎えた。
幕間では、アイドル活動と社長職を兼ねるつかさが、社長役を演じるキャシーと保奈美の衣装やメイクにこだわっていたことも語られている。本番中にはキャシーがアドリブで大暴れしていたらしいことも明かされた。
ネネはアクションシーンをこなすなど、凛とした強さを表現する過程で新境地を見せられたことに手応えを感じた様子。一方、役を通じて「意外と不器用」と評されたつかさは、「役の話だ」と慌てて否定しているが、果たして……。
第2回ドリームユニット決定戦
2022年4-5月に投票期間の設けられた当イベントにて、古参ユニットのひしめく中で第20位にランクイン。2人組に限って見ればソル・カマルとサクラブロッサムに挟まれ第2位と、健闘どころではない躍進を見せた(2021年11月の「刑事公演」復刻で知名度が上がっていた背景に加え、順位が第30位まで公開されたことで期待の大きさが可視化された点も無視できない)。
第51回アイドルLIVEロワイヤル
ドリームユニット決定戦の興奮冷めやまぬ中、2022年6月の第51回アイドルLIVEロワイヤル・第4ラウンド(6/16-6/17)にて、デュオユニット「コンフィデンス・バディ」として登場。「ambivalent(相反)」から「confidence(信頼)」へ。安定感抜群のネネとバイタリティ旺盛なつかさが堂々と並び立つ姿の裏にある、「刑事公演」から4年の“積み重ね”は、ここからさらに花開いていくことだろう。
第53回アイドルLIVEロワイヤル
2022年10月のアイドルLIVEロワイヤル・第5ラウンド(10/17-18)では、ユニットとして2度目の登場ながらも深い信頼関係を覗かせており、互いに語りかけるかのような濃密な掛け合いを披露している。LIVEバトル時に至っては「末永く頼むよ、相棒」「はいっ! 頼まれました♪」と契りを結ぶかのようなやり取りを見せ、担当Pたちは目を疑い天を仰ぐ大騒ぎを繰り広げた。
mobage版『シンデレラガールズ』の終幕が近づく中で「モバマス」だからこそ生まれ得たデュオユニットは、“遠く、遙か先”を目指して歩き始めたばかりである。