概要
頭髪が3本しかない小学生・ハゲ田ハゲ丸とその一家が、強引かつ本末転倒な様々な節約を試みるという4コマギャグ漫画。彼らの節約術には「つるセコ」という造語が付けられており、とにかく『セコい』のがテーマ。
『月刊コロコロコミック』(小学館)にて1985年から1995年まで連載された他、1999年から2000年まで『別冊コロコロコミック』にて『つるピカハゲ丸21』が不定期連載。2009年から2016年まで『コロコロイチバン!』にて新シリーズが連載されていた。
のむらによれば、設定面では自身が少年時代(1960年代半ば)に『週刊少年サンデー』で愛読していた漫画から強い影響を受けており、ハゲ丸に毛が3本しかないのは『オバケのQ太郎』のQ太郎、服装は『おそ松くん』のチビ太、名前は『伊賀の影丸』のもじり、といった具合である。これら名作漫画のエッセンスに、日常的に節約生活をしていた自身の経験が加わってできたのが本作だという。
登場キャラクター
- ハゲ田ハゲ丸(CV:つかせのりこ→杉山佳寿子)
- ハゲ田ハゲ蔵(CV:緒方賢一)
- ハゲ田つる子(CV:向井真理子)
- ハゲ田つる丸
- 近藤勝(CV:金丸淳一)
- クルミ(CV:長尾理保子)
- 桜咲子(CV:鷹森淑乃)
- ブスねーちゃん(CV:水原リン)
TVアニメ
『つるピカハゲ丸くん』のタイトルで、テレビ朝日系列局(山口放送・テレビ大分など一部のクロスネット局を除く)、大分放送など系列外のテレビ局数局で放送された。テレビ朝日とテレビ朝日の同時ネット局での放送期間は1988年3月3日から1989年8月6日。アニメーション製作はシンエイ動画。
ゲーム
ジャレコからFC専用アクションゲーム『つるピカハゲ丸 めざせ! つるセコの証』が発売された。
本作は作者ののむらすらあずかり知らぬところで編集者や作者、更にはオバケのQ太郎に酷似したキャラまで登場した非常にアバンギャルドな内容であり、後にのむらは「大丈夫だったのか!?」と発言している。
セーブもパスワードもない鬼仕様で、作者すらクリアできなかったらしく、某雑誌では伝説のクソゲー呼ばわりされていたとか…。
関連動画
関連項目
のむらしんぼ:作者
コロコロ創刊伝説:作者・のむらによる自伝漫画。