概要
「なぎかお」とは『Fate/GrandOrder』における清少納言と紫式部のカップリングタグ。
名称は同作における彼女たちの本名として設定されている「諾子(なぎこ)」と「香子(かおるこ)」に因む。
紫式部が『紫式部日記』にて清少納言に対する批判を記していることに由来する関係が描写されており、紫式部は清少納言に苦手意識を持ちながらも、彼女へ憧憬や羨望入り交じる複雑な感情を抱いていることを窺わせる。
なお、基本的には人を「様」付けで呼ぶ紫式部が清少納言だけは「様」を付けずに呼び捨てにしていた。
だが清少納言実装から半年、水着Verが出た際についに「清少納言様」と呼ぶようになってしまった。しかし「諾子さ……いえ、清少納言様」と呼び直しているので、普段は「諾子さん」or「諾子様」呼びのようである。
紫式部が同じようにサーヴァントとして登録されている名前ではなく本名(例えば「謎のアルターエゴ・Λ」ではなく「メルトリリス」など)で呼ぶサーヴァントには他に俵藤太(藤原秀郷)がいるが、こちらは「同じ平安の時代を生きていた、藤原家の偉大な御方」というイメージなのか「藤原秀郷様」とフルネームで呼んだ後に「俵藤太様」と呼び直している。
しかし彼への呼び方に対して、清少納言のことは「諾子(敬称略)」と名前のみで呼ぼうとして「清少納言様」と呼び直しているので、やはりなんだかんだ言っても仲が良いのだと思われる(彼と同様であれば「清原諾子」とフルネームで呼んでいるはずなので)。
一方で清少納言は紫式部の批判を最初はこのやろうと思ったけど怒っていない、ストレートすぎて好きと語っている。紫式部所有時の会話ではカルデアで会えるなんて運命感じる、もはや親友では!?とめっちゃフレンドリー。紫式部日記のことは「ツンデレ」と好意的に捉えており、「かおるっち」と呼んで友好的に接し、彼女を困惑させている。
余談
清少納言の宝具「枕草子・春曙抄」で付与される3つの特攻効果のうち「中立」「人属性」の2つが紫式部に有効となる一方で、紫式部の宝具「源氏物語・葵・物の怪」には強化無効の追加効果があるため、清少納言の宝具による特攻状態付与を防止できるという、互いに宝具を牽制するような関係となっている。
ちなみに性格と容貌から誤解しやすいが、史実的に見て清少納言のほうが年上である。
紫式部は清少納言の去った頃の宮中で頭角を現したため、対面はおろか接触の機会すら有り得たかは微妙なラインとされ、FGO劇中でも紫式部は彼女を「音に聞いたやり手の先輩」として認識している。
なお、サーヴァントとしての現界年齢は紫式部が自称精神年齢19歳、清少納言が女子高生(15歳~18歳)と、史実とは逆に紫式部の方が召喚時年齢は年上となっている。
定子サロンにおいて年齢を気にしてた事実から女子高生姿で召喚に応じたことに不自然な点はないとされている。
2020年夏にて紫式部の水着Verが実装され、当初はそのまるで妙齢の女性の煽情的なまでにその肢体をアピールしているかのような水着姿(第一再臨)での情報公開となったのでそちらが話題になっていたものの、第二再臨にて女子高生姿になったことも一部で話題になった。
紫式部の女子高生姿ということで、やはり上記のように関連人物であり、先に女子高生姿で召喚された清少納言を思い出す人も多かったようである。
なお、紫式部曰くこの女子高生姿については「べ、べ、別にあなた(清少納言)を意識して、当世の装いを揃えたわけではございません!ほ、本当です。本当ですから!」とのことで、どう見ても清少納言を意識しているようにしか見えないし、その言い方も清少納言の指摘同様「ツンデレ」のようである。
しかも清少納言のように当世風の装いや言動を楽しんでいるようではあるが、この女子高生姿のときには「眼帯と包帯(共に怪我は無い)」「松葉杖(怪我は無い」「眼鏡(伊達眼鏡)」など、その方向性は割と間違った方向に進んでいる。
清少納言は陽キャなパリピスタイル、紫式部は陰キャな中二病スタイル、と同じ女子高生姿でも真逆な方向性なのは、ある意味彼女達らしい。
念のためフォローをしておくと、マテリアルにも書かれているが紫式部の水着姿は極端に言えば全て「コスプレ」であり、そういう姿と言動を楽しんでいるだけなので紫式部が中二病というわけではない。
また超細かく言えば紫式部曰くこれは「文学少女」姿であり、マテリアルでも「セーラー服少女」姿としか書かれておらず、清少納言の方で明言されているのと同じ「女子高生」姿とは限らないことも一応追記しておく。
また、水着の紫式部が実装された翌年のイベントにて水着Ver.の清少納言も実装されている。