概要
人間の小学校教師・ぬ~べ~こと鵺野鳴介(25歳、霊能力者)×妖怪・雪女のゆきめ(16歳、自称ぬ~べ~の婚約者)の公式カップリング。
種族の差に加えて障害も多数で、両想いになるまで紆余曲折があり、その分人気も高い。
出会いは5年前、雪女の災いを恐れる猟師に撃たれた幼いゆきめを当時大学生のぬ〜べ〜が救い出し、その姿にゆきめが恋をしたこと。
成長したゆきめは「16歳になったら人間の男を氷漬けにして傍に置く」という雪女の掟に従い、ぬ~べ~が赴任する童守町に現れる。そしてぬ~べ~を永遠の愛に満たすべく凍らせようとしたものの、ぬ~べ~と生徒たちの絆に負けを認めて山に帰った。
しかし、掟を果たすまでは帰れなかったので童守町に住みついたゆきめは、ぬ~べ~が愛する生徒に牙を剥く悪霊や妖怪達と愛するぬ〜べ〜と共に自らも命を懸け、戦っていくのだった。
ゆきめは一途ひたむきにぬ~べ~を振り向かせようとするが、雪女と人間の恋は前途多難。おまけにぬ〜べ〜は恩師の美奈子先生に似ていた童守小学校の同僚・律子先生のことが好きだった。
ぬ〜べ〜は寿命も生活環境も異なる妖怪と人間の恋に否定的だが、ゆきめを拒絶しきれずに絆されたり、ゆきめの体質的な問題(氷の息など)で凍ってしまったり。
「妖怪と人間は結ばれない」と信じてぬ~べ~に突き放されるゆきめは
「鵺野先生、私のこと本当に嫌っているの」
「私が妖怪だからいけないの…?」
「幸せになりたい…」と
次第に思い詰めていくが、ぬ~べ~は本心ではゆきめを好いており、彼女の真っ直ぐな想いに応えてやれないもどかしさを感じていた。
しかし雪女の山の掟を破った上に、人間の男を愛し人間界で暮らすという行為が山の神の怒りに触れ、ゆきめは裏切り者と見なされ追われる身となり、彼女を試すためにやってきた山の神の使い・一本タダラ(アニメではヤマオロシ)に高橋律子の魂を奪えば人間になれると唆され人間になろうとしたが、人を思いやる優しい心を持ったゆきめは思い留まる。
人間を殺さないことで出来損ないと見なされ妖気を吸い取られてしまうが、すんでのところでぬ~べ~が駆けつけ協力して一本タダラを倒した。
そして、自分の本当の想いに気づいたぬ〜べ〜に愛の告白を受けるものの
「ああ うれしい… 私… 幸せです…
でも私…もう… 妖力を使い果たして…」
時は既に遅く彼女は既に妖力を使い果たしたため、ゆきめは泣きながら笑い愛するぬ〜べ〜の腕の中で雪の結晶へと還り命を落としてしまう。
そのままゆきめは退場する予定だったが、読者の強い要望によって復活を果たす。
冷酷な雪女の人格を吹き込まれて甦ったゆきめはぬ〜べ〜と敵対するが、鬼の手に「共に過ごした日々」を伝えられ、全てを思い出して晴れて恋人同士となった。
終盤では結婚を果たし、3年間で6人の子供(20歳で第1子、21歳で双子、22歳で三つ子)をもうける。