概要
知っての通り、『金田一少年』シリーズの主人公×ヒロインカップリング。
二人は幼馴染であり、お互いなかなか素直になれないものの事実上の相思相愛。
美雪が事件中に謎解きの手助けをすることも多い(大体、美雪が偶然発した何気ない発言が真相解明のヒントになる)。
周囲に自分たちの関係をからかわれたりすると一貫して「幼馴染である」と主張するが、金田一がほかの女性にデレデレしているときに美雪がやきもちを焼いたり、美雪に近づいてくる男に金田一が面白くなさそうな顔をしたりと、一言でいうなら「お前ら早くくっつけ」状態である。
第Ⅰ期ラストの「金田一少年の決死行」のグランドフィナーレで金田一は旅に出発する前に美雪と唇を重ねている。
その他
普段のズボラな一しか見てない美雪の友人にはその関係をケーキ(美雪)とうんこ(一)に例えられ、二人が付き合っている理由を読者に不動高校の真の学園七不思議認定されるほどであったが、連載20周年の公式サイトでは、『はじめちゃん×美雪ちゃんのファンアートコンテスト』が開催され、将来二人が夫婦になって子どもが生まれたファンアートが上位に入ったほど(子どもの眉毛がはじめに似るというお約束までなされた)。
金田一ファンが金田一ごっこをする際には、高確率ではじみゆごっこがなされ(ただし恋愛以外のパロディ)、ウンナンがやっていたこともあった。
金田一の決め台詞を微妙に言い間違う遊び、ギャグシーンで発する遊びも定番になっていて、その際に美雪の甲高い声で「それは本当なの!?はじめちゃん」と突っ込むパターンが定番となっていて、男が美雪役を演じる率も高い。
ドラマ版では
ドラマ版では若干関係が原作と異なっている。
堂本剛版では、意識し合っているがお互いなかなか素直になれずにいたが、完結編となる映画版上海魚人伝説のラストで美雪が転校直前に想いを打ち明け合い、晴れて両想いとなった。
松本潤版では、原作と比べて一の性格がクールなものに変更された事もあり、美雪が一に対して恋心を抱いている描写が強い。
本編から20年が経過した金田一37歳の事件簿では…!?
メッセージアプリで近況のやり取りをする描写はあるが、美雪本人は長らく姿を見せない形で描かれた。
97話にて、ようやく美雪が登場。フライトがキャンセルになりしばらく間があるということで金田一宅にお邪魔。見た目や性格はほとんど変わっておらず、金田一の呼び名も相変わらず「はじめちゃん」。一を起こし、エプロンをつけて朝ごはんを作るその姿はまさに奥さ(ゴホン)。しかし初登場の97話の時点で、美雪が一と結婚している可能性は高くなった。以下がその裏付けである。
- 一が寝ている間にピンポンもせず金田一宅に入ってきている。つまり、窓や通気口から不法侵入したとは考えられないため合鍵を持っているということになる(何の関係もなく合鍵を持っているとは思えない)。実際、いとこのフミも合鍵で家に入り一を起こしている。
- 美雪を一目見て、なぜいるのか聞いている時の一が妙に落ち着いている(美雪が家にいること自体に驚いていない)。また、一以外に金田一宅にいるのは美雪しかあり得ないとも聞き取れる会話をしている。
一「み……美雪?」
美雪「他の誰かだと思った?」
一「いやいやまさかそんな!!」
一「―てかなんでいるの?」
美雪「いちゃいけなかった?」
一「そ、そんなコトまったくないけどいきなりだし―」
- 一が美雪になぜ家にいるのか聞いている時点で、美雪は金田一宅に行く前にアポを取っていないことがわかる(日本では友人だろうと会ったり家にお邪魔する場合は事前にアポを取るのが当り前の礼儀、アポなしで何かするのが許されるのはせいぜい夫婦含めた身内くらいである)。
- 「会うのいつぶり?」や「めっちゃ変わったなぁorまったく変わってないなぁ」など、連絡を取り合っていたとしても久しく会っていない知り合いになら真っ先に言いそうなことを一も美雪もまったく言っていない。前例として一が玲香に久しぶりに会った際は上記のようなセリフを二人共々口にしている。
- LAISOとかいう完全にアレなSNSで一の生活を心配して連絡を送っている。普通に考えればただの旧友に送るような内容ではない(ただしこれに関しては美雪がただ単に一思いだからと言われてしまえばそれまでである)。
結婚した後で離婚した可能性もあるが、離婚した人間なら普通その家の合鍵を持ちっぱなしにはしないし、関係自体を絶っていてもおかしくない。一説として考えられるなら「チーフパーサーという仕事柄、結婚はしているが家に帰ってこれる機会があまりなく、時間がある時たまに帰ってくる」とか、あるいは「結婚しているが今は何かしらの理由で別居している」とかだろうか。あれ?こんな夫婦どこかで見覚えが…