概要
『ケロロ軍曹』アニメ第232話Bパートに収録されたエピソード。
本エピソードはアメリカのテレビドラマ『HEROES/ヒーローズ』にケロロ軍曹のグッズが登場したことで、ケロロ側がそれに便乗して製作したオリジナルの回。いわゆる便乗商法で製作されたエピソードである。
ストーリー内容も勿論HEROESのパロディであり、ケロロ含めたケロロ小隊全員が突然超能力を手に入れたという設定で始まる。
ただしケロロ小隊が手に入れる能力はいずれも当番組のメインキャラクターが取得しないオリジナルの能力となっている。
上記のようにHEROESのパロディ回ではあるが、パロっている部分はあくまで設定のみ。
まんまストーリー等をパクっているわけではないのでご安心を。
(まぁ、ケロロ側は返答の意味でこのエピソードを制作したため、まんまパクっても怒られなさそうだが…)
あらすじ
ある日突然、5秒先の未来が見えるようになったケロロ。意気揚々と小隊のメンバーに発表するが、不思議な能力を手に入れたのはケロロだけではなかった。なんと小隊全員が不思議な能力が使えるようになっていたのだ!
(ケロロ軍曹であります。 より)
余談
元ネタでありケロロの小ネタがある『HEROES/ヒーローズ』では、ケロロのグッズは登場人物の1人である「ヒロ・ナカムラ」の机の上に置かれている。
上記のようにHEROESは海外のドラマなのだが、彼はアニメオタクの日本人という設定で、ケロロもその好きなアニメの1つという設定。その他にもあの有名怪獣番組『ゴジラシリーズ』も好きであるという設定で、同シーンで作品のメイン怪獣「ゴジラ」のフィギュアも写る。
ケロロ軍曹では4thシーズン辺りから若者世代のアニメ・ドラマを便乗する形で頻繁に取り入れるようになっている。
基本的にそれまではケロロ側が勝手にネタにしたものを相手公式側に認知される(場合によっては逆輸入される)というパターンが多くあったが、本エピソードでネタにした作品をケロロが勝手にネタにするというパターンがついに誕生。しかもその相手が海外のテレビドラマということもあったため、ある意味ケロロが世界規模でネタOKを出したとも言える。
なお本回はネタヒットに肖ったエピソードであるため、当時番組をよく見ていた世代にしか伝わらない時事ネタがとにかく多い。もちろんHEROESネタもある。
- ケロロたちが謎の球体に乗って遠くを見つめるシーン→HEROESのOPパロ
- 『超能力小隊ケロフォース』→トミカヒーロー レスキューフォース
- タママが白衣を着て風船をこするシーン→でんじろう先生
- ドロロの超能力「おでこに一円玉貼り付け」→当時「超能力」として流行っていた遊び
1つでも上記の元ネタを知っていた君は、2008年の時事博士と誇っていいだろう!