ゼニス、それは世界の頂点に立つ者。
効果
「心」の頂天プロフェシー |
VR 無色 コスト10 |
クリーチャー:ゼニス・セレス パワー23132 |
革命チェンジ:コスト7以上のアンノウンまたはゼニス(自分のコスト7以上のアンノウンまたはゼニスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) |
Q・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、無色ではないコスト7以下のエレメントをすべて破壊する。 |
概要
『アビス・レボリューション 第3弾 「魔覇革命」』にて登場するクリーチャーで、まさかの新規ゼニス。
最大の特徴は、何と言っても革命チェンジを引っ提げて来た事だろう。
コスト7以上のアンノウンかゼニスの攻撃が条件だが、自分クリーチャー2体を犠牲に自己リアニメイトする偽りの名ドレッド・ブラッド、マナ加速や戦慄のプレリュードで早期に出したゼニスから出せる為、既存のサポートを駆使すればそこまで困難でもない。
特に極頂秘伝ゼニス・シンフォニーは、アタック・チャンスで適当なアンノウンからゼニスに繋げられる。
ただし、このクリーチャー自体はアンノウンではない為、アンノウンサポートをメインにすると恩恵を受けられない。
そして登場時効果。
コスト7以下の無色以外のエレメント全破壊という、非常に豪快な効果だが、自分も巻き込まれてしまうのは難点。
とは言え、流星のガイアッシュ・カイザーはゼニスの早期召喚を補助しつつ、登場時にはドローも可能な為、ゼニスを呼び出すだけでも十分に働いている。
エレメント指定なので、カードタイプを問わずに破壊でき、連ドラの様な一部のデッキを除けば、この効果でカードを破壊できない、なんて状況は殆ど無いだろう。
強力な召喚時効果を持つゼニスを再利用しつつ、打点の高さと破壊効果で攻められるので、一撃で盤面をひっくり返す事が可能。
使えば確実に高コストゼニスが手札に加わる為、創世と終焉のゼニスパークとの相性は非常に良い。
トリガーでゼニスパークが使えれば、サイキック・クリーチャーでもなければほぼ確実に相手クリーチャーを封殺可能。
ちなみに、初期の無色ゼニスはエターナル・Ωで擬似的な耐性を持つが、このカードの革命チェンジ自体は阻害されない。
終末縫合王ミカドレオとの相性はまずまず良好。
EXライフが邪魔して革命チェンジ元には適さないが、ミカドレオの効果で呼び出しつつ登場時効果で盤面を一掃し、エクストラウィンの条件を満たす為の要員に使える。
ジョーカーズを採用する場合はプロフェシーの破壊効果の巻き添えを食わない無色ジョーカーズがお勧め。ジョーカーズの召喚コスト軽減効果を持つヤッタレマンも条件を満たせばエクストラウィンする効果を持つジョリー・ザ・ジョニーも無色であり、後はプロフェシーの出し方を工夫すれば良くなる。(無色クリーチャーなら種族関係なく召喚コストを軽減できる戦慄のプレリュード辺りだろうか)
因みにプロフェシーがこちらの場に残っていれば、種族指定が無い無色呪文のテキサス・ストームで再度破壊効果を使う事が可能(ただしプロフェシーはスピードアタッカーではないのでアタック不可)。
後に登場した偽りの嘘ネメシスと相性が良く、条件を満たせばコスト6で召喚、そしてスピードアタッカーの様に攻撃できる上に、コスト5以下の効果で選べない為サブアタッカーとして同時運用が可能。
そしてゼニス・セレスが本格登場した『アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華』にて、トリガーと水晶ソウル(マナゾーンの裏向きマナを3マナ分としてカウントする効果)を持つアンノウンのサイクルが登場。
素で召喚する場合でも最大5マナで召喚でき、優秀な効果を搭載しているクリーチャーなので、以前よりもチェンジしやすくなった。
後に革命チェンジ持ちゼニスの蠅の王クリス=タブラ=ラーサが登場。
フィニッシャーとしての性能はあちらが上だが、相性の良い革命チェンジ元として「奇妙」の頂天クリス=バアルも登場。
水晶マナが貯まればあっという間に出てくる為、新たなゼニスの戦略の選択肢として、プロフェシーのポテンシャルが活かされるだろ。
活躍
アニメ『デュエル・マスターズWIN』にて、リッパー教授が斬札ウィン戦で使用した切り札。
アニメ登場前に漫画版でも登場。
マナ加速とコスト軽減で出した「智」の頂レディオ・ローゼスからチェンジし、効果でウィンの場のアビスロイヤルを壊滅させる。
漫画版でも同様の展開だが、革命チェンジのネタバレを防ぐ為、効果の宣言は伏せられていた。
事前に「祝」の頂ウェディングを召喚する事で、ウィンの場と手札に大打撃を与え、そこからダメ押しの一手として使われる。
ジャシン帝はジャブラッドの効果で生き残り、返しのターンにアビスラッシュで攻めるも、トリガーでゼニスパークが出た為失敗。
そのままリッパー教授の勝利と思われたが、教授がウィンの実力を測る為のデュエルだった為、教授の判断で中断された。
作中でも『ゼニスの革命チェンジなんて聞いた事が無い』と言われており、リッパー教授の超能力の根源としても活躍する等、特別なクリーチャーとして扱われている。
普段から背後霊の様に存在し、教授いわく「透明になるのは得意」。
攻撃すら不可視であり、ジャシン帝は感情すら感じさせない在り方から「無そのもの」と評価しており、あまりに異質な存在故にウィンに再三警告している。
H・L・C(ハナクソ・レーザー・キャノン)なる珍妙な超能力を披露しており、そんな超能力を行使させる教授の事をどう思っているのかは不明。
感情が無いらしいので、何とも思ってなさそうだが。
その後VSウィン(3戦目)でも使用。
ネメシスからのチェンジで登場し、ネメシスの効果でアビスベル=覇=ロードの攻撃誘導を無視してQ・ブレイカーを叩き込み、エレメント破壊でウィンのジャシン軍団を壊滅させた。
しかし、極印呪文「インフェギガ」によるアビスベル=ジャシン帝のリアニメイトを許してしまい、ジャシン帝のアビスラッシュ付与を活用した漆黒の深淵ジャシン帝により、「智」の頂レディオ・ローゼス共々破壊された。
背景ストーリー
アビスロイヤルが主要な敵として活動する背景ストーリーに、突如現れた謎のクリーチャー。
フレーバーテキストに影も形もない為、どのような存在か全くの不明であったが、かつてジャシンが戦った存在に、頂天の軍勢なる勢力がいた事が判明。
更に、『アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝』にて、「フェシー」の名称が付き、種族に「セレス」が付く革命チェンジ持ちクリーチャーが各文明に登場。
命名法則や種族から、これらのクリーチャーが頂天の軍勢と思われるが、その中には何故か「アビス」に属するクリーチャーも存在。
歴史の闇に葬られた勢力と関係があると思われるが、詳細は現時点では不明。
裏話によれば、2024年以降のストーリーに関わる要素とのことで、実際2月発売の『アビス・レボリューション外伝「邪神と水晶の華」』は、ゼニスとオラクルをメインに据えており、ゼニスとジャシン帝に因縁がある事が判明した。
ゼニス・セレスの大まかな概要が判明したが、依然としてこのクリーチャーの詳細は明かされていない。
というのも、ゼニス・セレスはクリス=タブラ=ラーサを頂点とするゼニスだが、既存のゼニスを洗脳・支配した個体と、タブラ=ラーサやそれと関連があると思われる蝿モチーフの個体、現状その2種類に分けられるのだが、プロフェシーはそのどちらにも当てはまらない。
余談
初の革命チェンジ付きゼニス。
プロフェシー(prophecies)とは、預言、神託を意味する。
パワーはエンジェルナンバーと呼ばれる数字の1つであり、意味は「冒険心」、「創造性」、「感受性」となっている。
無色のゼニスでありながら、トライストーンを持たない、初期のクロスギアに見られた人形の様な存在、「エンハンスメント」と繋がっている、アンノウンを持たない『ゼニス・セレス』という未知のゼニス等、これまでのゼニスと比較しても異質なクリーチャー。
後に明かされた開発裏話によると、元々は12月発売のアビス・レボリューションの最終弾に収録予定で、このカードが登場した9月のパックにはチェンジ元となるアンノウンが入る予定だった。
しかし、ストーリーの展開に合わせて前倒しで収録され、代わりにチェンジ元となるネメシスが12月のパックに収録された。
プロフェシーそっくりで「フェシー」名称のクリーチャーが登場したので、『プロトタイプのフェシー』でプロフェシーの可能性もある。