「お申し遅れましたが私、このお学園にお教授としてお就任致しました。リッパーとお申します。」
「これがお邪神のお力!!これがアビスラッシュ!ん~、実に実に、美味しそうですね~!!」
CV:竹本英史
概要
マイハマ学園に突然やってきた謎の先生。肩書は教授。決闘学園編第19話にて初登場。しかし以前にもマイハマ学園に在籍していたことがある様子で、第23話ではウィン達にフィールド・オブウィナについて解説していた。
白塗りのような肌に口紅を塗ったかのような顔にサングラス、山高帽に緑色のロングコートを羽織っており、さながら某アメコミのスーパーヴィランを彷彿とさせる容姿をしている。
「デュエル」を「おデュエル」、「超能力」を「お超能力」と表現するなど、名詞と形容詞にすべておを付ける過剰な敬語表現を用いて喋る。口癖は「美味しそうですねぇ~」。
また、デュエルの質を料理に例えているのか、クリーチャーやデュエリストを「デリシャス」や「雑味」などといった評価をする。
初登場時は真理を極めるために身に着けたとされる空中浮遊や壁抜け等の超能力、さらに指パッチンで邪神ゾーンを無効化する等でウィンたちやD4までをも翻弄した。半面相手の鼻を高速で掃除するH・L・C(ハナクソ(Hanakuso)・レーザー'(Laser)・キャノン(Canon)の略)なる珍妙な能力も有している。
超能力の大半は彼のパートナークリーチャーの力のようだが、彼自身も山盛りのタコさんウインナーや続けて大きなタコ一匹を丸吞みする等常人離れした面を持つ。
さらにはクリーチャーを実体化させる力も有する。パートナークリーチャーは《「心」の頂天プロフェシー》。
先述の容姿や言葉遣い、普段はプロフェシーの力で空中浮遊して移動する等、不気味な雰囲気を漂わせている。彼のモノローグにて「この学園の彼らなら、本当の意味でマイハマを救えるかも。本来存在しない、このマイハマ」と発言しており、何かを知っている様子。
マナの研究をしており、曰く「マナは人間の体にも流れており、体に多くのマナを集めることで物事を思い通りに変える事も可能」という持論を持っている。
漫画版
「わたしはきみを救いに来たのです」
こちらもマイハマ学園について何かを知っているようであり、何らかの目的のためにデュエリストと共鳴してどこまでも強くなるクリーチャーを求め、ウィンと邪神くんの成長を促した。
先ずウィンを連れて逃げた邪神くんを追いかけるべくプロフェシーの力を借りて邪神フィールドに無理やり入り込み、ノワールアビスや邪闘シスを組み込んだデッキを使うウィンをデュエルで叩きのめし、敗北で我を忘れてがむしゃらになった状態から立ち直りかけたウィンをわざと怒らせた。その怒りに共鳴した事によってジャシン帝は《アビスベル=覇=ロード》に進化した他、アビスは更なる力を得た。
使用デッキ
零と自然に、受け札として光をタッチした【ターボゼニス】を使用する。
切り札は革命チェンジを持ったゼニス・セレスの《「心」の頂天プロフェシー》。出た時にコスト7以下で無色以外のエレメントを全て破壊するという、ゼニスらしい無茶苦茶な能力を有している。
※エレメント…クリーチャーやタマシードなど、表向きでバトルゾーンに出すことができるカード
【ターボゼニス】自体はゼニスが初登場したエピソード2環境(2012年)にて確立された、10年以上の歴史を持つアーキタイプであり、その後は双極篇(2018年)にてツインパクトや強力なマナブースト要員である《ドルツヴァイ・アステリオ》の登場や、DMBD-06『クロニクル・レガシー・デッキ2018 至高のゼニス頂神殿』でのゼニスの再録などで再び盛り上がりを見せた。
このようにコアな人気を持つ一方でかなりの古参デッキであるため、作中では今となってはかなり珍しいデッキと言われている。
余談
ripperとは、英語で、「引き裂く人[道具]」、「縦引き鋸」、「人をめった切りにする狂人」、「ばらばら殺人犯」等の意味を持つ。リッパーと言えば、かつて実際に存在したある人物が浮上するのだが…。
半面「素敵な人」という意味もあり、彼の名の由来は現在不明である。
ジョーカーとは容姿の類似点が指摘されているが、デュエマで「ジョーカー」と言えば、前シリーズの主役種族であるジョーカーズが連想される。こちらも、ゼニス同様にゼロ文明を基盤とする種族である。
関連タグ
※以降、ネタバレ注意
決闘学園編第33話にて、彼の「本来なら存在しない、このマイハマ」の一端が判明。
以前闇のマナの飛来により、カイザの母が携わっていた太陽光を100倍に増幅する装置が破壊され、闇のマナはマイハマを覆いつくそうとした。
その際、カイザのパートナーボルシャック・カイザーが新たな太陽を造り出し、マイハマに再び光が戻った。つまり、本来ならマイハマは闇のマナに覆われ、地表に太陽光の降り注がない死の世界となっていたのである。