ひとりぼっちの宇宙戦争

ひとりぼっちのうちゅうせんそう

「ひとりぼっちの宇宙戦争」とは、藤子・F・不二雄による漫画作品の名称である。

概要

藤子・F・不二雄によるSF短編の1つ。

1975年(昭和50年)『週刊少年サンデー』37号初出。1983年には『藤子不二雄少年SF短編集』〈てんとう虫コミックス〉第1巻に表題作として初収録。以降2010年現在までに7つの短編集に収録されている。

アニメ化もされており、OVA「藤子・F・不二雄 SF(すこし・ふしぎ)短編シアター」1巻に「宇宙船製造法」と共にに収録されている。

フレドリック・ブラウンの「闘技場」にインスパイアされた作品と言われている。

あらすじ

鈴木太郎は空想的なことが好きな、特に頭が良いわけでもなくこれといった特技も無い中学生。彼は全地球人の中からの無作為選抜によって、地球全ての運命をかけてハデス星と戦う宇宙戦争の戦士に選ばれてしまう。

惑星間の全面戦争は宇宙の国際法で禁止されているため、代闘士と呼ばれる各星の代表をたてて一対一の勝負をさせることで決着をつける。太郎の相手となるハデスの代表は、公平を期すために作られた彼の能力をコピーしたロボットであった。時間が停止した特殊な空間の中で、知力も体力も全く同じながら恐怖やためらいといった人間的感情を持たないロボット相手に、地球の誰もが知ることの無い太郎の孤独な戦いが繰り広げられる。

登場キャラクター

• 鈴木 太郎　CV:佐々木望
• エミ　CV:荘真由美
• ハデスA CV:柴田秀勝
• ハデスB CV:岸野幸正
• 太郎の父 CV:田中和実
• 太郎の母 CV:中野聖子
• マリカ CV:かないみか
• 先生 CV:荒川太郎
• 源田 CV:松尾銀三

関連イラスト

今のところメイン画像も含めてぼっちキャラのパロディイラストしかない。

関連タグ

藤子・F・不二雄

宇宙大作戦 - 同じくフレドリック・ブラウンの「闘技場」を元とする回『怪獣ゴーンとの対決』がある。なおオチについて「ひとりぼっちの宇宙戦争」と「怪獣ゴーンとの対決」とでは元ネタの「闘技場」のオチからそれぞれ違う要素を拾っている。