概要
どちらも、大戦を長く生き延びた強運の艦であり、キャラクターとしてもどこかしら浮世離れした特徴のある艦同士の組み合わせ。
いずれも初期の改二艦でもあり、ゲーム中でも一緒に使う機会が多い提督もいるのではなかろうか。
史実ないし公式メディアでの関係は希薄(というかほぼ皆無に近い)であり、純粋にキャラクターの類似から来るカップリングである。
あえて言うならば、開戦時の所属がともに第一水雷戦隊であったことくらいである。
響は緒戦においては南方に展開、その後はキスカ島をはじめとする北方海域へと移動し、そこでの損傷から長期の戦線離脱を余儀なくされている。
一方、時雨は大戦初期においては五航戦に編入され珊瑚海海戦等に参加、大戦中期はソロモン諸島での戦闘に従事していたため、大戦中期までの間にはほとんど面識がない。
大規模な作戦において唯一行動を共にしていたのがマリアナ沖海戦であり、時雨が機動部隊本隊と合流するまでの一時的な間ではあるが、肩を並べて油槽船の護衛にあたった。
その後、響が触雷や赤痢蔓延から再度戦線を離脱し、復帰した1945年1月14日のわずか10日後、時雨は潜水艦ブラックフィンの攻撃によりその艦歴を閉じ、再び肩を並べる機会は永遠に失われたのであった。