概要
作中で登場する小説『ウィクロス ~慟哭の翼は亡国の夢に刻印を施す~』の作者である現役高校生作家の少女。パートナーとなるルリグはアン。
小説が大ヒットし一躍有名作家となったが2巻発刊後に突如として執筆活動をやめ、表舞台から姿を消してしまう。なお、ちよりも愛読しているほど有名な小説だが、本人は一般には一切顔を見せていない。そのため、女子高生だという事も知られていない。
小説にはルリグの間でもほとんど知られていないセレクターバトルの真実(3回負けた場合のペナルティ、夢限少女とはなんなのか、ルリグの正体や「白窓の部屋」とその主であるゲームマスター・繭の存在など、視聴者が現時点で知っている事は全て書かれている)が事細かに描写されており、それを知った小湊るう子達は文緒の下を訪ねる事になる。
アンと出会う以前からこれら情報を知っていたようで、アンも文緒から真実を教えてもらった。
るう子と戦い敗北するまで負けなしという実力者。
一人称は僕。髪は赤のショートカットで、片目が前髪で隠れている。線が細く中性的な容姿。どこか妖しい口調で、相手を試すような喋り方をする。
真実
文緒はかつて青のルリグであり、所持者であった元の文緒(CV:飯田友子)に「ふたせ」と命名され、文緒が夢限少女となった際に魂が入れ替わって現在の姿となった。
かつての人間時→→→→→フタセ→→→→→ふたせ文緒←今ここ
かつての文緒は作家志望の、学校では一言も話さない・交友関係も無い・両親が不仲で家庭崩壊寸前という環境で暮らす少女だった。フタセと出会ってからはお互い打ち解け、多少明るくなった。当初はセレクターとなっても戦うつもりは無く、願いも自力で叶えようとしていた。しかし、家庭環境は悪化し、頑張って書いた小説も落選続きで、努力も実らないでいた。精神的に追い詰められたかつての文緒はついにセレクターバトルを行い、破竹の勢いで連勝し夢限少女となった。かつての文緒はルリグとなり、フタセはそのまま文緒として人間の姿を得た。現在作家をやっているのも所持者の願い故である。
文緒として現世に降り立つ直前に、偶然「白い部屋」とそこに住む繭を目撃している。その繭の会話を盗み聞きした、他のルリグとは特殊な白い少女と黒い少女の片割れをイオナと見ている。