ぷよまんとは
- 過去に販売されていたぷよぷよのおまんじゅうのこと
- ぷよぷよシリーズの二次創作漫画のこと
を指す。
本項では前者について述べる。
概要(饅頭)
コンパイルが『ぷよぷよ』シリーズのファングッズの一環として発売していた饅頭。平たく言えばぷよの形をしたもみじ饅頭である(厳密にはもみじ饅頭と異なり、原料に蜂蜜が加えられているという違いがある)。
フィリングはあんこ、クリームの2種類(限定販売品として抹茶等のフィリングを使用したものもあった)。
また形状をカーバンクルの形にした「カーバンクル饅頭」(クリームのみ)、パッケージにぷよが印刷された煎餅「ぷよせん」などのシリーズ商品がある。
価格は1ケース20個入り2,000円。
ゲーム中では、『魔導物語Ⅲ〜究極女王様〜』にて初登場したのを皮切りに、『はなまる大幼稚園児』や『ぷよぷよ通』等、様々な作品に「ぷよまん」が登場していた。後年の移植版では、その要素が削除されて別のお菓子に差し替えられたり、登場しても既に終売した旨のメッセージに変更されている場合がある。
コンパイルの経営破綻後も製造を継続していたが、解散に伴い、2002年に生産終了。
2006年にはD4エンタープライズが「ぷよまん」の焼型を発見したとして復活販売を予告し、その準備段階として同年12月開催のコミックマーケット71の自社ブースにて「ぷよまん」の製造過程が上映されたが、諸事情(恐らくは下記の版権絡み)により頓挫している。
『ぷよぷよ』関係の版権はセガに移行しているが、「ぷよまん」自身の版権はD4エンタープライズに移行しており、版権が混乱している関係もあって、再版の予定はないとされていたが…。
「ぷよぷよまんじゅう」として復活
2023年4月29日、広島県の和菓子メーカー・平安堂梅坪より「ぷよぷよまんじゅう」が1ケース4個入り1,001円(税込)で販売開始された(5月は数量限定)。
その後、抹茶味、クリーム味、チョコ味の販売も開始されている。
2021年頃に広島県内のビルメンテナンス企業に勤務する元コンパイル社員により「ぷよまん」の木型が発見され、それを基に新たな金型が作られ、発売に至ったのである。そのため、饅頭のデザインは「ぷよまん」と同一。包み紙はセガぷよ版ぷよのイラストに商品のイメージ写真が混ざったものになっている。
一部メディアは「21年ぶりの復活」と報じているが、「ぷよまん」の版権を保有するD4エンタープライズの許諾は得ていないらしく、言うなれば同一の型を用いているがあくまで「ぷよまん」とは別商品ということになる。また、製造メーカーの違いからか「ぷよまん」の原材料の1つであった蜂蜜がないため、当然「ぷよまん」とは味に違いが出ている。
物価高の影響か1個辺りの価格が高くなっている(コンパイル時代の「ぷよまん」は推定1個100円、「ぷよぷよまんじゅう」は推定250円)。
その他、ぷよぷよシリーズのファングッズ食品
コンパイルによる展開時は、ぷよぷよシリーズのフィーチャーやキャラクターに合わせ、他にも以下のような商品があった。