概要
シナリオ:『奇妙な共闘』
TRPGクトゥルフの呼び声をベースに一部ローカルルールを加えている。舞台は現代日本。頻発する連続誘拐事件や地下で起きた血痕騒動、そしてその裏に隠れた真実を各キャラクターたちが調べていく。
PL同士で作戦会議をしながらわいわいやる雰囲気が重視されている。
ゆっくり声をメインに使った初の動画であり、ゆっくりを用いたTRPG動画やクトゥルフ神話TRPGに関連する動画が増えるきっかけとなった。
この作品はシナリオの整合性等の問題から、作者の判断により動画本編の製作が打ち切られました。次回作の構想は決まっているそうなので、今後のうp主にご期待下さい。
後に2012年10月10日にて、1920年代のアーカムシティを舞台としたゆっくり達のジャズエイジクトゥルフが投稿され、
その後も、明治時代の日本が舞台のゆっくり達のモダンエイジクトゥルフ、
中世イギリスが舞台のゆっくり達のダークエイジクトゥルフと続き、
2022年2月1日から本作を元に、コロナウイルス蔓延中の令和の時代を舞台とした、ゆっくり達のコロナエイジクトゥルフとして投稿されるようになり、無事完結を迎えてリベンジに成功した。又ゆっくり達のクトゥルフ・バイ・ガスライト、ゆっくり達のドリームランドクトゥルフも投稿している。
キャラクターは本作の探索者が使われているが、新クトゥルフ神話TRPGが使用されシナリオは一新し、それにより探索者の技能や設定も変わっている(特に柚津 霊夢)。
キャラクター
ゆっくり霊夢
この作品唯一の良心。争い事は望まない性格で、キャラメイクはかなり真面目にやる。ただし、自衛隊戦での事もあるが、きめぇ丸にしっかり仕返しする事もある。
- 柚津 霊夢
姉妹である柚津魔理沙が犯人にヘッドショットをしてしまい、一緒に左遷させられている貧乏くじ的キャラクター。例え人外でも襲われている者は庇う、優しい性格。
高い知性、容貌、教養、精神力を備え、「拳銃」を除けば探索向きの技能を持つ。
最も正気度が高いパーティーのストッパー役だったが、自衛隊戦にて重傷を負う。結局一命は取り留めるも戦線離脱となった。ただし、怪我による戦線離脱であり、発狂・死亡などはしていない珍しい戦線離脱者。
- 葉暮 久里
鑑識/警視庁特命係の女性。柚津姉妹の知り合い。
柚津 霊夢が離脱した際に霊夢が製作したキャラクター。正義感の強い常識人。
低身長虚弱美少女。まさにヒロイン。でも最近は周囲に少し毒されてきた。
容貌が高く体格が低い。教養や敏捷に優れるが、戦闘には不向き。高い「医学」、「薬学」技能を持つ貴重な後方支援要員。
ゆっくり魔理沙
探索者の命よりも武器をとるトリガーハッピー。3人「だめだ、はやくなんとかしないと…」。とはいえ、どうしても駄目なら引き下がるくらいの良識はあると、本人は語っている。
- 柚津 魔理沙
巡査部長/警視庁特命係の女性。署内きっての問題児。
趣味は射撃、特技はヘッドショット。そのヘッドショットで左遷させられるも本人は納得がいかない様子。極めて血の気が多く、なにかと銃を抜きたがる物騒な性格。
スカーフェイスであるため、美人の姉に比べて容姿が大きく劣る。
容貌を除けば全てがかなり高い水準に納まっている。いわゆる戦闘狂で、技能も「拳銃」、「組み付き」、「小さな棍棒」などほぼ全て戦闘に関連するものである。
実は現在のパーティー中で一番正気度が高い。
きめえ丸
新聞の発行部数を伸ばすため参加。プレイヤーも探索者もそれほどキャラがぶれない。ただし、ダイス運に見放された時、自衛隊戦での不謹慎なRPをしたせいで、ゆっくり霊夢からささやかな仕返しをされてしまう。
- 木目 文
ジャーナリスト、というよりはマスゴミ。昔は戦場カメラマンだったとか。
抜群の美貌(ステータス最高値である18)故、男が良く釣れる。そしてよく捨てる。イエロージャーナリズムを体現したような報道姿勢で事件に望む。色仕掛けも辞さないため他キャラからはビッチと言われまくっている。
時折驚異的なダイス運を見せ、ダイスの女神様に枕したか賄賂を渡したと言われる。
容姿が最高値で教養や知性も高いが、それ以外は割と平均的。技能は護身用の「拳」を除けば、探索や潜入に向いた物を持っている。戦闘はもちろん後方支援にもあまり役に立たないが、情報収集に優れる諜報要員である。
青山霊園における食屍鬼大虐殺の模様をニコ生配信し、下手をすれば世界規模のSAN値直葬という事態を引き起こす。
調査中に『宗教法人星の智慧派』に拉致され、体に傷が残らない拷問にかけられる。
しかし驚異的なダイス運により拘束状態から逃れたばかりか数々の魔道書をスキャンしたデータを持ち出すことに成功。
やる夫
やらない夫の友人。妄想できるシーンに入る度にパンツを脱ごうとする。
- 新速 やる夫
私立探偵/蔭洲升探偵事務所所属のインスマス面の男。蔭洲升生まれ蔭洲升育ち。もちろんダゴン秘密教団に所属している。
昔は警察官だった為、後輩にあたる柚津姉妹は彼のことを知っていた。散弾銃より強力な蹴りを放てる戦闘の要。彼のキックシーンはある意味この動画を代表するものとなっている(ショットガンキック、インスマスキックなどと呼ばれている)。事務所に舞い込んできたある依頼をきっかけに事件を調査することになる。
筋力、敏捷、知性、体力、精神、体格、教養どれをとっても抜群に高いが、容貌だけ最低値という極端なパラメーターである。技能は「マーシャルアーツ」、「キック」などの他に「鍵開け」、「言いくるめ」など探索向きのものも一応習得してある。
やらない夫
キーパーを担当。ゲームの進行やNPCの操作を担う。基本的には常識人だが、プレイヤーたちが苦境に陥ると喜び、特にSAN値(正気度)チェックでは嬉々とした表情をする。
NPC
- 課長
柚津姉妹や葉暮の上司。左遷されて以後の柚津姉妹とはあまり仲が良くない。特にトリガーハッピーな妹の方には手を焼いている。外見はMMRのキバヤシ。
- 駅員B
駅員。駅で血痕を目撃した。ただのモブキャラかと思いきや後に別の事件も目撃することになる。実は超インテリ。ちなみに駅員Aの方は完全にただのモブキャラ。
失踪した新聞記者。探索者たちが事件に巻き込まれるきっかけとなった人物。外見は名前そのまんまである。
- 多権
やる夫が所属する『ダゴン秘密教団日本支部』の司祭。顔がアレなやる夫を気に入っている。見た目はほぼ完全に深きものどもだが、それでもやる夫よりは容貌が高い。イメージ画像はポニョ。
- キミタケ
地下に潜むグールの指導者。ひどい腐乱臭とおどろおどろしい外見を持った化け物。一応敵である神話生物だが、プレイヤーたちより遥かに穏やかで紳士的な性格。自衛隊に襲われていた所を柚津霊夢に庇われる。
ちなみに、上記のキャラクター達と違い、『奇妙な共闘』のシナリオ内に用意されている公式NPCである。そのため、富竹とは一切無関係。
ゆっくり達のコロナエイジクトゥルフ
ゆっくり霊夢
ジャズエイジやモダンエイジなどを経て強かになり、積極的に戦闘するようになった。イロモノ枠。常識人なのは変わらないが、ツッコミはプレイヤー発言のみ。
- 柚津 霊夢
元刑事の28歳の女性。無職であり、現在は妹の柚津魔理沙の紹介で蔭洲升探偵事務所でバイトしている。
かつては将来有望なキャリアのエリートだったが、激務と人間関係で病んでしまい退職し、現在療養中。元々は意識とプライドが高い性格だったが、病んだあとは陰気で鬱屈している。人呼んで廃人のお姉さん。ブロン錠をラムネの如く服用する。
医学や応急手当などが使えるヒーラーであり、元警察なので戦闘技能も人並み以上は扱える。主な武器は研いだスコップ。
鬱病描写で視聴者の腹筋にダメージを入れてくるギャグキャラだが、ここぞという時には元エリートとしての手腕を発揮する。探索者の中で最も旧版からキャラ設定が激変したプレイヤーである。
愛用のタバコは缶ピース。
ゆっくり魔理沙
相変わらず事あるごとに銃や重火器を持ち出そうとするが、だいぶ大人しくなり、仲間を気遣うRPが増えた。
- 柚津 魔理沙
元警察の27歳女性で霊夢の妹。横浜出身。現在は蔭洲升探偵事務所の探偵として働いている。新速の後輩。
短気な性格でトラブルメイカーであり、警察時代に絡んできた同僚を殴り飛ばして退職し、その後にタクシー運転手になるも酔っ払った客を殴り飛ばして退職した。喧嘩が絶えないため顔には生傷や痣が多く、そのためAPPが低め。……旧版より穏便な経歴である。
また、警察時代にスリ師の手品師めいた手さばきを覚え、武器を隠し持ったり、早撃ちしたりする。
鬱病な姉の柚津霊夢のフォローとツッコミに勤しんでおり、狂人ムーブは控えめ。というより旧版から立場が逆転している。とはいえ、戦闘狂の部分は変わっていないことに加え、旧版ではブレーキ枠だった霊夢がノリノリで戦闘および拷問に参加したため止められる者がいないという有様である(それでも旧版の暴走に比べればまだマシな方)。
愛用のタバコはピアニッシモ。
きめえ丸
不謹慎な行動を控えるようになり、だんだんツッコミ・常識人キャラになりつつある。
- 木目 文
ネットタレントの27歳の女性。柚津魔理沙とは同じ大学の同期。専門家に取材した系の企画が流行ったこともあり、同じ大学出身というツテで蔭洲升探偵事務所に密着取材している。
本業は写真家だが、ネット配信と同人誌の方が稼げている。APP90と魅惑技能99で視聴者を誘惑する。高いコンピュータ技能で悪質な漫画サイトをハッキングで潰したことがあるとのこと。
オブリビオンやスカイリムなどの洋ゲーやレトロなファンタジーが好きな女オタクであり、中世の武具のレプリカや模造刀でコスプレ・武装している。なので、非戦闘員を貫いていた旧版とは違い、ちゃんと戦える。令和の世で1人だけダークエイジしている女剣士。
その一方、旧版と同じくニコ生配信で戦闘の惨劇を中継して世界規模のSAN値直葬を行ったが、他の探索者達がノリノリだったこともあり、天罰が下ることはなかった(やらない夫は「神話生物が関わる事件に巻き込まれることが罰に当たるのではないか?」と称している)。一方で配信者らしく炎上を気にしており、仲間がタバコのポイ捨てを行った際には大慌てで掃除する羽目になった。
なお、木目の配信はデルタグリーンが探索者達の状況を把握するための通信手段としても使われている。
愛用のタバコはラッキーストライク。ジャズエイジクトゥルフの中の人ネタ。
やる夫
探索者の中では性格に変化はない。強いて言うなら下ネタ関係が控えるようになったくらい。
- 新速 やる夫
私立探偵/蔭洲升探偵事務所所属のインスマス面の男。30歳。語尾に「〜ギョ」とつけるのが口癖。
ダゴン秘密教団日本支部が構えているビル内で探偵事務所を経営し、上記の柚津姉妹を雇っている。探偵だが電気工事や力仕事もこなす便利屋といった方が正しい。
ミスカトニック大学の姉妹校である御津門大学を卒業、若い頃は海上自衛隊に所属していたが、海上勤務でカンヅメになるのが嫌になって退職(一方で、インスマス面が進行し始めたので、バレない内に逃げたというのもある)し、自衛隊時代に習得した技術を元に探偵まがいのことをしている。根っからのオタクで、木目文とオタク会話をすることがある。
7版に代わったことによりマーシャルアーツの技能が消えたことにより伝家の宝刀インスマスキックが弱体化したこともあり、近接武器や銃による戦いをするようになった。
柚津霊夢に対し、鬱病が回復したらキャリアが無駄にならないように復職してほしいと思っている。そして、柚津霊夢のギャグキャラ化により、探索者で一番の常識魚人と化した。大丈夫かこの探偵事務所。
なお、ダゴン秘密教団内では異端審問官として活動しており、令和の世で生贄とか時代錯誤な事をしている過激派の鎮圧をおこなっている。
愛用のタバコは健康志向でニルドーシュ。
やらない夫
旧版より理不尽なダイス目が出ることがなく、頭を抱える場面は少ない。相変わらずプレイヤーへの殺意は高めだが、多少の融通は利かせる。
というより、キーパーとしてあくまでPCに多少痛い目を見せる程度に留め、クライマックス以外で探索者が命の危機に陥ることはあまり好ましく思っていないというのが正しい。
NPC
- ウィリアム・マーシュ
マーシュ一族の末裔である深きもの。ジャズエイジの同名の人物と同一人物かは不明。
ダゴン秘密教団の重役ではあるが、問題行動を起こすため煙たがれている。
第1期の依頼人。
なお、コロナエイジのダゴン秘密教団日本支部は「自分等が余計なことをしなくても星辰が揃えばクトゥルフ様が復活するのだから、それまで待てば良くね?」「そもそもいつか復活することは決定しているのだから、魔術や生贄で早めようとするのは自分達の我儘では?」という理由から、比較的穏健派を自称している。
清く正しく真っ当に邪教しているとはやる夫談。
- 真〆杉内
所轄の警察署に所属する刑事。モダンエイジのNPCである真〆杉生の子孫と思われる。
行方不明事件を担当していたが、上層部によって捜査を差し止められ、抗議したものの謹慎を言い渡されてしまう。真実を知りたいがために、マーシュの紹介で蔭洲升探偵事務所に情報を提供する。
問題行動が多い先祖に比べ、こちらはかなり真面目。
旧版における駅員B枠。
- イザベラ・パンソン
モダンエイジにも登場したグールのシスター。元人間。東京の地下で仲間達とひっそり暮らしている。
かつてモダンエイジの探索者たちとの協力を得て封じた大怨霊を狙うPAと、敵対している。
旧版におけるキミタケ枠。
- エクセラ・スズキ
プロジェクト・アフリカ(通称PA)の中心人物で、今回の黒幕。アフリカ日系移民。
アフリカの奥地で開眼したとされる独自のスピリチュアル思想を元に都内各地に緑化運動ボランティアを展開している。
その裏では膿袋を使って人々を誘拐していた他、イザベラ達グールの排除および封印された大怨霊を狙って画策している。
- 増山
防衛大臣補佐官。こちらも黒幕で、奇妙な共闘の公式NPC。
過激かつ危険思想の持ち主。
世界各地に潜む神話生物や邪神に排除するため、ある邪神の力を利用しようとする。そのため新速やる夫に「オカルト狩りがオカルト作り出してどうする」とツッコまれた。
- ジョン・タイター
旧版では駅員Bだったり、ジャズエイジではケネス探偵事務所の所長だったりする見た目をした男。
デルタグリーンの一員で、第2期から探索者の協力者として裏から色々と支援する。
木目文の配信から探索者の現在の状況を把握し、時々助言を与える。時々スパチャを要求される。オタク文化に明るい。
- ゴリアテのミランダ
ダークエイジクトゥルフの探索者の1人。名前のみの登場。彼女が使ったとされる悪魔祓いのメイスのレプリカを、木目文が所持している。
柚津霊夢はミランダの逸話を聞いて創作だと断じたが、そもそも霊夢が作った探索者である。
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