概要
藤宮博也がウルトラマンアグルに変身する時に使用する変身アイテム。
中央部分にアグルのライフゲージを模した発光体がついているブレスレットで、普段は側面の翼部分を折り畳んだ状態で藤宮が右手首に装着している。
劇中ではその出自は描写されていないが、関連書籍には藤宮の自作であると記載されている。
エスプレンダーと同じく「本体」となるのは中に収められているアグルの光の方で、アグレイター自体はただの入れ物。
変身以外にもエネルギー波を放つ事が可能であり、第17話ではこの機能でゾンネルを目覚めさせた。
変身プロセス
変身する際は腕を下におろす、あるいは垂直に手前に延ばすと左右の翼が展開し、拳を握って胸の前に移動させると本体上部が回転、翼の上部から青いエネルギー波が発生。それに包まれることによってアグルに変身する。
一部エピソードでは特にポーズもなく変身すると時もあった(単に省略だと思われる)。本編では無言で変身することが多く、「アグルー!」と叫んで変身したのは第16話、第49話、第51話の3回のみ。
本編以降の作品である『ウルトラマンガイア ガイアよ再び』、『新ウルトラマン列伝』、『ウルトラマンオーブ THE_ORIGIN_SAGA』ではガイアに合わせてか全てで叫んで変身するシーンを見せている。
また、OVではガイアと同様に(バンド部分を)手に持って前に掲げる事で変身している。
高山我夢にアグルの光を与えた後も藤宮が所持していたが、Xサバーガに苦戦するガイアを援護できないことに憤った藤宮が目の前の池に投げ捨ててしまった(だがこれによって水面に写ったXサバーガの分身を見破り、ガイアが逆転する切っ掛けとなった)。
その後、第41話ではΣズイグルを前にしてもう一度戦いたいと願った藤宮の前に再び出現し、新たな青い光を宿すことでアグルをアグルV2へとパワーアップさせた。
ゾグとの最終決戦後も藤宮が所持、逃亡生活によって手を離れてしまったが、G.U.A.R.Dアメリカのスピノサが回収しており足跡を掴んでいた。
その後は、リナールの化身だった謎の少女メリッサが光となることでアグレイターに宿り、彼を再びアグルへと変身させた。
余談
アグレイターの回転ギミックは画面外にいるスタッフがテグス(糸)で引っ張っているという超アナログなもの。
だが、これにより玩具化した際に変身シークエンスを完全再現するのが極めて難しいという問題を抱えている。
アグレイターはかなり薄くスマートな造形の為、外観を再現しつつ劇中通りに自動で展開・回転するギミックを入れるのははっきり言って不可能に近い(一応『ガイアよ再び』のは再現可能と思われるが)。
当時のDX玩具は勿論、ウルトラレプリカにおいても新旧共に展開・回転ギミックは手動でスイッチを押して行うようになっている。
演者の高野氏は後に中国ファンの作成した自動式アグレイターを受け取り、SNS等で披露している。
エスプレンダーと同様、プロップは複数種類あり、回転ギミックのあるものはテグスを通した黒く長いチューブが付いている。
関連タグ
ウルトラマンガイア 変身アイテム 変身アイテム(ウルトラシリーズ) ブレスレット
アグレイター→ジャストランサー