概要
イラストを描くための素材やゲームの制作に必要な各種素材などの様々なファイルが保管されているWebサイトのサービス。
国内・国外を問わずかなりの数があり、サーバースペースを借りてファイルをアップロードする場合は殆どの場合が会員登録を必要とする。
無料会員と有料会員があり、後者の場合は前者と比較して数倍以上ものディスクスペースを得られるが、提供する企業によっては保守などに係るコストの都合上、結構高値や思っていたよりも結構安値だったり、無料のみ(元有料のみを含む)や有料のみ(元基本無料を含む)といった独自の価格設定をしている所もある。中にはスマートフォンやタブレットのブラウザ向けに設計されていたりなかったりもするが、アプリを利用できるのメリットな一面もある。
パソコンにダウンロードして遊ぶタイプの方のフリーゲームの置場所にもなっている。pixivではインターネットショップの機能を持ったアップローダーも幾つかある。
これらはオンライン化したファイル共有ソフトとも呼ばれる。
以下に挙げたような様々なアップローダーと連携して一括管理できるWebアプリとしてマルチクラウドと言う名のWebサービスがある→MultCloud
主なアップローダー
本項では、日本では馴染み深い有名なストレージサービスを掲載する。中には専用のプリペイドカードやスマートフォン・タブレット端末などの専用アプリやそれに対応したものも用意されている。
どれが良いストレージなのかは外部リンク先を参照のこと。
その他では、ゲーム機のセーブデータ保存専用もある。
BOOTH
pixivが提供する個人販売者向けの自作イラストの詰め合わせなどのデジタル商品の販売に使われるアップローダー。詳しくは記事へ。
uploder.jp
10年近く続いている老舗。最初は容量もそれほど多くなかったが、徐々に1ファイルあたりのアップロード容量が増えていった。
容量を使い切ったはずのアップローダーも今振り返ってみると、いつの間にか空きスペースが出来ているかもしれない。しかし、最大容量については言う間でもないが、相変わらずのMB単位留まりの様である。
Imgur
2010年代より定番となった画像アップローダー。これまでのアップローダーと違い、広告が少なく時間が経っても原則消えない。
Dropbox
PC内のフォルダと同期が出来るタイプで、オンラインストレージとしての分類の方が近い。設定されている条件を達成すると、利用できる保存容量にボーナスがつく。
スマホのストアアプリ版もある。
うpロダ
昔から長く運営している日本製のアップローダー。名前の由来はネット用語のうpから。
Axfc
日本の企業『axfc Networks』が運営するアップローダー。ユーザー登録は不要。最大一年間、一時的に保存(保管)できるファイルの置場所として知られる。アップローダーのドライブの名前には物質の元素の英語表記の名称が名付けられている。ダウンロードリンクの有効期限、必要であればキーワードとパスワードにも対応している。
GoogleDrive
Googleアカウントがあれば誰でも利用できる。容量プランは複数あり、基本無料では容量は15GB、ベーシックは100GB、スタンダードでは200GBになる。いつでも容量の切り替えができ、最大容量はプレミアムでは2TBまで選べる。
GooglePlayの残高及びクレジットカード(Vプリカなどのプリペイドタイプも利用可)で支払える。最大のメリットはOneDriveより比べると容量が1TBよりも多く使える。利用規約の内容は一部だけ怪しい文が掲載されているが、企業側の規定については法的に問題はないとのこと。詳しくはGoogleドライブの利用規約ページを参照。GoogleOneサービスで容量を月々か年間のいずれかの課金で容量が必要な分だけ増やせる。対応するスマホやGalaxy端末だとファイルマネージャーからでも直接ファイルをアップロードしたり、ファイルをダウンロードできる。
また、Googleの一部のサービスで保存するユーザー自身のデータの内Gmailに保存したメールも使用済みの容量に含まれる。主にデメリットとなるのはメールが増えるとストレージの容量も受信及び下書きがある分に減るので容量不足に注意。この状態だとGmailに受信メールが保存できなくなる。
その他、大人ならまだしも、13才以上の子供が自分のスマホでこのストレージを使うにもGoogleが提供する子を持つ保護者向けのアプリ(Googleファミリーリンク)を利用するとストレージの課金が親からの許可を得ないとできないのでその際は素直に親と予算の相談をしよう。GooglePixieの端末バックアップにも使える。また、ChromeOSパソコンとの相性が良い。
OneDrive
Microsoftが提供している。XboxやWindowsと同じマイクロアカウントが利用可能で、ブラウザを開かなくてもWindows(Win11)パソコンからはアップロードしたファイルを確認出来る。以前はSkydrive(スカイドライブ)という空とハードディスクトライブをかけた名前だった。そして改名後、名前の由来はそのままファイルをひとつの場所(ドライブ)に保存できるストレージと言う意味でワンドライブと名付けられた。サービスロゴは雲を意味するクラウドにかけて青色の曇りマークになっている。かつて、元々はOneDrive移行直後の時期までは容量が20GBの大容量が無料で使えた。容量が増やせる機能があったが、現在は廃止された。かつては、他のユーザーをご招待するとストレージの容量が増やせるといったストレージを実質無料で増やせる方法があった。
しかし、2018年半ば頃に容量を必要以上に保存に使いたいと思ったのかそれを欲張ったとされるとある欲張りな法人ユーザーがいたらしく、それに伴って容量が5GBまでに制限される形でかなり減らされた模様。1TB固定の一種類のみの課金となった。その後は、プランの価格が不定期に改定されるので公式サイトで時々課金額を確認しよう。
また、Office365サービスの課金(Google Play残高及びOffice 365のプリペイドカードで購入可能)をすると、この保存容量が初めて利用可能になる。MicrosoftOfficeファミリーアプリで作成した書類をアップロードできる機能がある。オンライン上でも書類の編集が可能。
ブラウザ版に加えスマホアプリ版もある。Google Playストア版では、対応するファイルマネージャーであればWindowsと同じく状態の確認、端末とオンラインストレージ間でファイルの行き来ができる。
ちなみに、スマホ、タブレットのGalaxy端末向けの容量追加サービスがある。現在はGalaxy端末向けに提供されているGalaxyアカウントサービスの連携が可能になっている。Galaxyの端末向けのサムスン製のファイルマネージャーと連携するとファイルの移動、コピーを直接行うことが可能。
Samsungクラウド(日本の名称ではGalaxyクラウド)
対象端末はGalaxy端末向け。かつては料金プランが複数あって様々な種類のファイルをアップロードできたが、サムスン電子がMicrosoftとの連携に伴いOneDriveへ移行する方向になってGalaxy端末のバックアップ機能のみとなった。
iCloud
Apple_Inc.が提供する。主にMac(Macintosh、MacBook)、iPhone、iPad向け。同じAppleアカウントを使っている端末のバックアップに使える。
Yahoo!ボックス
Yahoo!が管理・運営している。アクセス権を変更することでアップローダーとしても使用出来る。ソフトバンクプレミア会員には50.0GBプランが無料。2020年8月からは有料・無料に関わらずアップロード機能が削除され、これまでにアップロードしたファイルの閲覧・ダウンロード・削除のみ可能。専用のバックアップアプリもある。
以前はYahoo!ブリーフケースというサービスがあったが2009年に完全有料化、その後本サービスに移行した経緯がある。ソフトバンク(或いはY!mobile)と契約しているユーザー向けの特典もある。(LINEMOについては公式サイトを確認すべし)
その他
- あっぷるローダー(サービス終了)
- MEGAリンク先:かつてはYouTubeの様な動画投稿・共有サイトだったMEGAが運営するクラウドストレージサービス。本部の所在地はオークランドのニュージーランド州にあるとのこと。
- MediaFire(海外、日本語UI非対応)
- BOX(一部日本語UI対応)
ect…
その他には日本語非対応もあるが、それによる不便や支障は対してない。同様のサービスサイトが色々ある。
関連タグ
サービス 課金 クラウド ブラウザ サーバー NAS ストレージ インターネット サービス