概要
フルネームはアデリナ・ドミトリエヴナ・ソトニコワ。
ソチオリンピックの金メダリストとして、一躍その名を世界に知らしめた。
好きな選手はブライアン・ジュベール、ステファン・ランビエール、浅田真央、安藤美姫。
2歳年下の妹マリヤ(愛称はマーシャ、マーシカ)がいて、トリーチャー・コリンズ症候群という難病のため現在治療中である。
略歴
2008年(当時12歳)他、ロシア選手権優勝4回
2011年世界Jr.選手権優勝
2013年世界選手権9位
2013年グランプリファイナル5位
2014年ソチオリンピック金メダル(旧ソ連時代を含め、ロシア代表の女子シングル選手として初の快挙)
特徴的で質の高いスピンができ、トラベリング(軸がぶれて、足元が移動してしまうこと)が小さい。
高さのあるジャンプにも定評があり、スルツカヤ、安藤美姫に次いで女子フィギュアスケート史上3人目となる3ルッツ-3ループのコンビネーションジャンプを成功させている。
金メダルへの韓国の反発とロシアの対応
ソトニコワがキム・ヨナを抑え金メダルを獲得したことに対し、韓国側が納得できないとし猛烈に反発。ソトニコワを「ヨナから金メダルを盗んだ」と批判し、彼女のFacebookに悪質なコラ画像を大量に貼るなどして炎上騒ぎとなった。(キム・ヨナの項目も参照のこと)
これに対しソトニコワは、自身とヨナのジャンプの高さや正確さを比較した停止画像をUPし、採点の公平性のアピールを行ったが、韓国のネットユーザーは「フォトショップの加工」などとし取り合おうとはしなかった。
さらに採点のやり直しを求める韓国側の署名は200万人近くにのぼり、韓国スケート連盟(KSU)が国際スケート連盟(ISU)に調査を求めるなどの抗議騒動が続き、一方のロシア側も、ソトニコワに対する誹謗中傷への謝罪を韓国に求める署名活動を行うなど、メダルの色をめぐって両国の対立が続いた。
その後、ISUは韓国側の抗議を棄却し、韓国側も2014年6月24日に提訴を断念することを発表。事態は一応の決着を見ることとなった。
なお、ロシアのフィギュアスケート界の重鎮であるタチアナ・タラソワはこの一連の騒動に対し「結果はとても公正だった。ソトニコワの金メダルを疑う人はISUのルールをもう少し勉強する必要がある。私が審判なら、キム・ヨナにはもっと低い点を付けただろう」と語っている。