概要
かつてエスタを支配し、受け継いだ魔女としての力を自身の欲望の赴くままに行使し、第二次魔女戦争を引き起こした悪しき魔女。
自身の後継者となる女性を探し出す為に世界の各地にエスタ兵を送り込み、数多くの少女たちを誘拐する“女の子狩り”を行っており、その中でも別の人物の意識の中に他人の意識を送り込む“接続”という能力を持つエルオーネに対して特に興味を抱いていたらしい。
また、エルオーネを救出する為にラグナがエスタに侵入する切っ掛けを作り、後にラグナの子供を儲ける事となるレインと永遠の離別するきっかけを作った張本人ともいえる人物でもある。
17年前にラグナたちの作戦によりパッキング技術の結晶である“セメタリ―”に封じ込められ、宇宙へと移送されルナサイドベースの監視下に置かれた。セメタリーは外部からの干渉を防ぐ為に超強力なWAVEを発生させており、これが17年前から世界規模で起こっている電波障害の要因となっている。
その後イデアに代わる新たな依代を求めるアルティミシアと彼女にマインドコントロールされるサイファーの手により封印を解かれ地上へと舞い戻る。
その後、リノアを自身の肉体に吸収しようと目論むが、最後はリノア救出の為に追いかけて来たスコールたちの活躍により打ち滅ぼされてしまった。
考察
『魔女としての力を欲望のために使った』『野心のためにエスタを乗っ取り世界中の国に攻め込んだ』と言われているが、アデルが各国に攻め込んだ理由は自らの後継者を探すための「女の子狩り」のためであり、アデル自身は魔女の力を放棄したがっていたのが示唆されている。
世界中から恨みを買い、無理やり誘拐した女の子に魔女の力を継がせたりすれば、その後に殺されてしまう可能性が高いことから、自らの死を望んでいた節もある。
またアデル打倒後に判明することだが、彼女は若い頃、エルオーネの力で未来から意識だけを飛ばされてきたリノアとアルティミシアにジャンクションされており、その時にアルティミシアによって『時間圧縮』が行われた。アデルもその際に時間圧縮という魔法とアルティミシアの存在を知り、アルティミシアの野望を防ぐために魔女の力を手放そうとした可能性もある。
エルオーネの力に興味を抱いたのも自らへのジャンクションと時間圧縮を防ぐためかもしれない。
余談
また仮面ライダーゴーストにも同名のキャラが登場