概要
鳥綱アビ目アビ科に属する水鳥の総称。
泳いだり、水に潜ったりするのが上手な鳥の一群である。夏羽と冬羽では色が変わり、夏になると美しい色になる。主に日本には冬鳥としてやって来る。しかしカイツブリ目の鳥類と同様、水の生活に適応した分、陸上での生活は苦手である。特に彼らは、体を起こして歩くことすら出来ず、お腹を地面に付けたまま、足で地面を押しながら移動する。
人との関係
かつて瀬戸内海には「アビ漁」と呼ばれる漁法があった。冬を越すためにやって来たシロエリオオハムとオオハムの群れを利用して、タイやスズキ等を釣る漁である。イカナゴ等の小魚が減ったため、シロエリオオハムやオオハムの数が減り、現在では行われていない。