概要
声優は榎本温子(ソフィア・エスティードと同一)。
主人公フェイト・ラインゴッドが未開惑星エリクール2号星のシーハーツ王国ペターニの町で出会った幼馴染ソフィア・エスティードに酷似した容貌の少女。
ゲーム中盤においてフェイトの意識、行動を転換させるきっかけとなるキーキャラクターであり、「戦争の悲劇」を象徴的に示すキャラクターでもある。
その外見はソフィアと瓜二つではあるが、病弱なためか顔色はやや青白い。肺病を患っており会話中にもしばしば咳き込む場面がある。
シーハーツとアーリグリフとの戦争で身寄りをなくしておりペターニで一人暮らしをしている。花を売ることで生計を立てていて、そのためか自宅には多くの花が植えられている。また身寄りはないものの近所のおばさんとは仲が良い。
フェイトらがのちに出会うディオン・ランダースとは幼馴染の関係。しかし現在の消息はお互いに知らない。アミーナは願いが叶うとされる「パルミラの千本花」にディオンとの再会の祈りを編みこんでいた。
フェイトが初めてペターニを訪れた際の自由行動中にアミーナと出会うことになる。
ソフィアと勘違いして声をかけたことをきっかけに、お互いの境遇を知り打ち解けた仲となった。
翌日フェイトらがペターニを立とうとする際に近所のおばさんから「神の山」のアミーナを助けてほしいと求められる。アミーナは千本花のための花を摘みにおばさんと共に神の山へ行ったものの、発作を起こし動けなくなってしまっていた。
フェイトらはアミーナを無事連れ帰り、医師に診せ、安静にしたことで彼女の容体は小康を見せた。
この一連のアミーナとの出会いはフェイトの考えと行動を変えるきっかけとなった。
エリクールに漂着以降フェイトは「未開惑星保護条約」の制約から、自らを「余所者」と規定することで意識的にこの星の戦争を自分とは関わりのないものとして遠ざけようとしていた。しかし等身大の存在であるアミーナを通して、普通の人々を苦しめる戦争の現実とそれを終わらせる可能性を持つ自身の科学技術知識の有用性を認識し、従前の信条の転換を決意することになった。
戦争終結のための関与を決めたフェイトは、シーハーツへの協力として銅の回収任務を行う。また首都シランドでは紋章兵器研究所で働くアミーナの幼馴染ディオンとも知り合っていた。
そして銅の回収を終えシランドへと戻った際にアミーナは再びストーリーに登場する。
ディオンの所在を知り病を押して首都を訪れたアミーナだったが容体を悪化させ動けなくなっていた。居合わせたミラージュやフェイトらの手助けも受け、シランドの宿屋にてアミーナはディオンとの再会を果たすことができた。
しかし彼女の幸せは長続きしない。
シーハーツとアーリグリフとの決戦が迫るとディオンは開発した兵器の調整に戦場へと同行する。そして始まった戦いの混乱の中でディオンは重傷を負ってしまう。シランドへと運ばれた彼の状態を見たフェイトは、無理を承知で宿屋からアミーナを連れ出す。
二人の最期の邂逅は果たされたものの、言葉を交わした直後ディオンが、そして後を追うようにアミーナも息を引き取った。
アミーナの描写に関し、ノベライズ、コミカライズともにゲーム本編と大筋において違いはない。
ただ、漫画版ではウェルチ・ビンヤードがアミーナの友人である、近所に住んでいるのが親戚のおばさんである、といった設定変更がなされている。
なお『スターオーシャン4』では同様に悲劇的な結末を迎える少女の名前に「アミナ」の名が使われている。
余談
- ストーリーの都合上街中でNPCとして歩いている場面は皆無に近いが、アミーナと初めて合うイベントの直後にストを進めるフラグを立ててない状態で酒場のある方向にいくと街中を歩いている姿をほぼ唯一確認することが出来る。
- 彼女を救出するイベが起きた時、一見するとペターニ以外には往き来が出来ないように思えるが、一度サンマイト草原に出てペターニに戻るとサンマイト共和国方面とシランド方面以外にはいく事が可能であるので時点で作れるものや契約可能クリエイターは少ないが行ける場所の工房の設備を最大にしたり、契約可能なクリエイターと契約したりや時点最強のアーリグリフ装備を買ったりも出来る。ただしどちらもお金があればだが。