人物像
コロニー「ミンスリー」に住む、ユリン・ルシェルを引き取った大富豪。64歳。
「ザラム」の首領、ドン・ボヤージの旧友で、中世の貴族のような服装や髪型をしている。
その容姿や64歳という歳で15歳のユリンを引き取ったことから、当初は危ない人物と思われがちだったが、ボヤージの旧友としてグルーデック達に協力を約束したり、ユリンの良い家族になろうと父としての関係に悩むなど、実は良い人であった。
小説版ではこの辺りも掘り下げられており、フリットから「知らない人間を家族と呼ぶことを恐れているのはきっとお互い様」という言葉を受けたユリンがディーヴァが去ったあとに初めて「お父様」と呼んだ際には嬉し泣きしていた。
しかしユリンをミンスリーの安全と引き換えにデシル・ガレット達に売り渡すという苦渋の判断を迫られ、悔しい表情をしていたが、一部では『彼はUEの関係者ではないか?』という疑惑もあった。
(結局、後の会話で彼はおろかユリンすらUEには関係が無かった。おそらくだがユリンを引き渡さなければミンスリーが火の海にされるというコロニーごと人質に取られた状態でのやむを得ずの判断だったことは容易に推測できる)
ちなみに『民間人』という立場上、前述のユリンが連れ去られるシーンで出番が無くなった。
漫画『First Evolution』ではユリンが連れ去られてからも出番があるのだが、逆にそれが彼にさらなる悲劇をもたらすことに……。