以下の内容の中に、からくりサーカスのネタバレに触れる記述がある可能性があります。
概要
「真夜中のサーカス」に所属する占い師の老婆。
「真夜中のサーカス」の行き先を占い、実質的に決めている。
素性
その正体は、「最古のしろがね」。
しかし、アルメンドラ本人は自動人形を破壊し続ける人生に嫌気が差し(飲んだ「生命の水」(アクア・ウイタエ)の濃度が薄かったために呪縛から逃れたと自嘲していた)、観客として「しろがね」と自動人形らの戦いを観続けるため、敵であるサーカスの占い師になったという。
元「しろがね」の人間であることは、自動人形らも知っており、面白い存在として、彼女の立場を保障していた。
劇中の活躍
からくり編ではしばしば登場し、占い師として物語の行方を示唆した。
サハラ砂漠での決戦では、旧友のルシール・ベルヌイユから逃げるよう忠告されるが、逆にフランシーヌとルシール(及びアンジェリーナ)が血縁関係にあることを語った。
その後、「新・真夜中のサーカス」にも引き続き参加し、才賀勝(以下、勝)に対する「ゲーム」の代表者を決める方法を提案するなど、フェイスレスからその身分を保障され、気に入られている。
物語の最終盤、フェイスレスによって宇宙ステーション「アルファー」にしろがね犬と共に搭乗を許され、勝とフェイスレスの最終決戦にも、その観客として登場する。
当初は、勝の死を予言し、あくまで傍観者に徹しようとしたが……最期はディアマンティーナのクマちゃん爆弾から勝を庇って死亡した。
死の直前、勝にその理由を問われた際、
「サーカスのショウに興奮したバカな客がフィナーレ直前に自分も芸人のつもりで舞台に飛びだしちまったのさ」
と微笑む。
また、勝に地上に戻れないことに後悔は無いのか尋ねるが、彼に「しろがねが幸せならそれでいい」と返答され、「占いばかりやって来た自分だが、(最後にカードでなく人の言葉が聞けたから)たまには占いに逆らって良かった」と、満足しながら逝った……。