概要
オポシティオ戦士たちのリーダーを務める不思議な形の髪飾りが特徴的な緑色の髪の少年で、同じオポシティオ戦士であるシンの実弟。
普段からキシャルと呼ばれる未来の品種改良で生み出された動物を連れ歩いている。
時空を移動する不思議な力を持っており、ブラック・ムーン一族の襲撃から姉と共に逃げていた最中にアプスーのスカウトを受けた姉と共にヘル・デスティニーへと参加。
その際に偶然彼の能力に気付いたアプスーによって組織の要としてオポティシオ戦士たちのリーダーへと祭り上げられ(当初は姉のシンのオマケ程度にしか考えていなかったアプスーにとって、自身の計画を推し進める上で重要となる時空を移動できる彼の存在はうれしい誤算であった)、アプスーの計画に利用される事となる。
物語の冒頭で王族のパレードを見学中(あるいは監視?)に偶然ちびうさに出会って以来、ちびうさに想いを寄せており、その時に拾った彼女のペンダントが何よりの宝物となっている。
とはいえ身分の違いからその気持ちは胸に秘めるだけに留めており、それ故にセーラー戦士たちに強い増悪を抱いている姉とは対照的にセーラー戦士と戦うことを望んではおらず、度々組織の思惑を超えてちびうさのピンチを救うなどの行動を取る事もあり、自身の思いと組織の目的の間で苦悩する場面がしばしば垣間見せる時がある。
なお、彼がアプスーに協力しているのも、無い自分とちびうさが対等になれるとアプスーに唆された為である。
最終決戦においてパパとママを助ける為にクリスタル・パレスへ向かうちびうさと戦うことを拒み続け必死に訴え続けていたが、アプスーの精神支配を受けて操られてしまいちびうさたちと対峙する事に(元々アプスーはアンシャルの持つ時空能力を利用する為に組織に引き入れた節がある為、用が無くなれば使い捨ての駒とするつもりだったのかもしれない。ちなみに姉がその真意に気付いていたかどうかは不明)。
それでも心の奥底ではセーラー戦士たちとの戦いを拒み続けて必死に抵抗しているのか攻撃力は時期的には低いが、必殺技の『かまいたち』は馬鹿にならないので注意が必要。
最終的には激闘の末にちびうさたちとの戦いに敗れ去りアプスーからの呪縛から逃れ、ちびうさたちと和解。
アプスーがセーラームーンによって滅ぼされた後、他のオポシティオのメンバーと共に姉のシンを迎えると、元の時代へと帰ろうとしていたちびうさにペンダントを返し、彼女との再会を約束した。
関連イラスト
※イラスト中央の少年
余談
関連項目
オポシティオ戦士 オポシティオ・シン ヘル・デスティニー ちびうさ セーラームーンの敵キャラ
月野進悟→立場的には彼に当たる