概要
『スーパーマリオRPG』に登場する鎧や武器を装備した巨大なアリのモンスターで主にカントリーロードの砂漠エリアに生息している。
アリなのに砂漠でアリジゴクのような砂の渦を作り、その中心に潜んで獲物を奇襲する生態を持つ(他のモンスターと一緒に登場する事もある)。
アントウォリアーの砂の渦はそれぞれが別のエリアへと繋がっており、カントリーロードの後半エリアはこれを潜り抜けながら進む事になる。
そしてひとつのエリアに複数の渦が発生しているが、先に進むにはアントウォリアー本体が潜んでいる渦に飛び込まなければならない。
当然ながら渦に近づけばアントウォリアーが飛び出して襲ってくるため、これを倒して素早く渦に飛び込むというのが定石となる。
倒した後にもたもたしているとそれぞれの巣が高速で移動し始めてシャッフルされ、どれに飛び込めば次のエリアに進めるのかが分からなくなってしまうので行動は迅速に。
ある程度まで進むと渦そのものが実は生きているのではないかと思ってしまうほど機敏に動くエリアもある。
なお、砂の渦に潜んでいる個体は一度倒せばその後は一瞬だけ姿を現して直後に戻りバトルは発生しなくなる。
バトルにおいては通常モンスターの類いではあるが意外と耐久力があり、3体で登場する事が多い上に何度も相手にするので少々骨が折れる。
また、通常攻撃の2倍の威力を誇る「かみつき」がなかなか強烈で思わぬ大ダメージを受ける場合もある。
火属性が弱点なのでマリオのファイアボールなどで片付けるのが手っ取り早いがスペシャル技で攻撃すると「きはくアップ」で攻撃力が上がってしまい、この状態で「かみつき」をされると一撃で戦闘不能になる危険性も増すため全体攻撃のスペシャル技は使用しないのが吉。
倒すとたまに防御力が上がるボーナスフラワーが出現する他、戦闘後にふっかつドリンクやヨッシーのクッキーを使用すると珍しいロイヤルシロップを獲得する事もある。
フィールド上で渦の中に居座っているアントウォリアーはジャンプで踏んだ場合は戦闘にならず、踏む度に10コインを獲得してさらに地面に着地せずに3回連続で踏めた場合はカエルコインを獲得する(このパターンはハナチャンと同じだが、あちらは1コインでカエルコインは10回踏まないと獲得できない)。
カエルコインは各地の宝箱やイベント以外ではいずれも入手に手間が掛かるが、この方法は慣れるとそこそこ楽に稼げる手法と言われている。
しかし、ハナチャンよりもアクション性が高いため苦手な人にはこれもなかなか難しくたかが3回と甘く考えていると戦闘に入ってしまったりしてかえって非効率になりかねない。
あくまで手段の一つなので、自分には合わないと思ったら早々に切り上げてしまうのも一考。
リメイク版のモンスターリストでも上記の内容が解説されている。
マロの「なにかんがえてるの」を使ってみると「ありのままに。」という答えが返ってくる(当然ながらオリジナル版でアナと雪の女王は上映されておらず、偶然の一致ながら時代が追いついた形になる)。
派生種
- アリのゆうしゃ
バーレル火山に生息するアントウォリアーの上位種で体色や兜の羽飾りが赤みがかっている。
アントウォリアーと違いフィールド上では出現せず、必ず他のモンスターとのバトルに付随する形で現れる。
ステータスのバランスが良く「くらやみブルブル」で恐怖状態を狙ってくる厄介な相手だが「かみつき」は使用しなくなっている。
火山に住んでいるだけあって火属性に強くなっているが逆に氷属性が弱点になっている。
マロの「ユキやこんこん」で攻撃すれば大ダメージを与えられるが、こちらもスペシャル技で攻撃すると「きはくアップ」するため弱点以外でスペシャル技を使用する時は状況を見極めるべし。
倒すとたまに防御力が上がるボーナスフラワーが出現する他、ヨッシーのクッキーを使用するとミンナツヨクナールを獲得する事もある。
「なにかんがえてるの」を使うと「いちにちいちぜん、はやねはやおき！」という敵キャラらしからぬ思考が読み取れるが「ゆうしゃ」と言うだけあって本来は平和的な考え方をしているのかもしれない。
確かにマリオ達は火山に住む彼らから見れば完全に部外者であり、スターピースの捜索という(マリオ側及び世界的な視点から見れば)真っ当な目的こそあれどいきなり住処に土足で踏み込まれたわけだから、追い払うために襲ってくるのも無理はないとも言える。
リメイク版のモンスターリストでは「アリ」より「アント」、「ゆうしゃ」より「ウォリアー」の方がカッコよくて強そうな名前だと羨ましがっているというまさかの事実が判明した。
関連項目
アントット：マリオシリーズに登場するアリのキャラクター。
