概要
『バイオハザードRE:4』に登場するプラーガの一種が封入された虫入り琥珀。
オリジナル版の『サンプル』に該当する存在であり、リメイクに際して詳細な設定が変更・追加された。
生態
ルイスが「The Amber」(琥珀)と呼称する通り、寄生体が琥珀に包まれており、その中で仮死状態となっている。
琥珀の包まれた状態で出土したのは他のプラーガも同様だったため、当初は注目されず、長らく倉庫の中で埃を被っていた。ところが、見慣れない形をしていることに気がついたルイスが分析を進めていたところ、サドラーが自身に寄生させている支配種しか持たない特別な器官を持っていることが判明した。また、成長した際の能力はサドラーのものと同等かそれ以上と推測されている。
このことを知った、研究主任アナベル・ガルシア・エスクデロによって秘密裏に研究が進められた。その結果、アンバーに触れたプラーガ由来の生物を強化する効果があることが判明した。脆弱だった個体が並の銃火器では倒せない強靭な肉体を獲得した他、クラウザーに投与された上位種プラーガもこのアンバーによって強化された。
顛末
ルイスはこれを手土産に逃してもらう取り引きをエイダとしていたが、本当はアンバーの研究を進めサドラーを打倒するつもりだった。
また、これを用いた応用研究をしていたアナベルはサドラーに内密に進めていたものの、本人に露見してしまった。結局彼女は上位種プラーガを投与され、サドラーの従順な僕となってしまった。
何らかの方法でルイスが奪い返すも、クラウザーによって再びサドラーの手に渡ってしまう。サドラー撃破後、エイダに回収される。ヘリで去ろうとした際「悪いようにはしない」と言い残した後、依頼人のウェスカーに連絡。彼が数十億人の人間が犠牲になる計画のために利用することを聞いたことでエイダは進路変更するようにと銃で操縦士を脅し、彼に渡さずにすんだ。
元々狙っていたウェスカーは裏切ることを想定しており、代用としてとある人物の遺体を回収する。
余談
このアンバーの登場に一部で「RE:5でのウルボロスウイルス製作の際、REシリーズに登場していないバイオハザードCVに登場するTベロニカウイルスの代わりとしての登場ではないか?」と囁かれた。(実際、ウェスカーが遺体を持ち込んだシーンはCVでもあった)