概要
CV:松山鷹志
『FAIRYTAIL』アニメオリジナルストーリー「星空の鍵編」に登場する人物。
エドラス王国幕僚長のタコオヤジことバイロのアースランド側での姿に当たる男性だが、すらりとした長身であり、顔つきも精悍。性格もイヤラシさ全開のエドバイロとは真逆の高潔にして愚直な戦士である。
フィオーレ王国五本の指に入る格闘技の達人であり、ナツを始めとした近接系魔導士をやすやすねじ伏せるほど身体能力は高い。後述の魔法消去を用いた戦法は強力無比であり、言うなれば「ものすごく強いユウカ」みたいな感じの魔導士キラーと言える。
一方で、非常に頭が固く、ゼントピアに対する忠誠心は「妄執」とも呼べるほど一本気であり、他者の話を全く聞かないという致命的な欠陥も持っている。バイロにとってみればゼントピア大司教こそが神の代弁者であり、自分は勿論レギオン隊メンバーの命すら代償となるのだ。
「無限時計をゼントピアで保管せよ」という命令の元にレギオン隊を率いて妖精の尻尾と対立し、発動の鍵となるルーシィ・ハートフィリアを執拗に狙う。しかし、戦いの最中に大司教を操っていたのはラポワント枢機卿であることを知り、彼に襲いかかる。ラポワントが新生六魔将軍の操り人形だったことを目の当たりにすると、無限時計発動を阻止するために(無限時計に取り込まれていた)ルーシィを暗殺しようとしたが、ギルダーツにより破れた。
それから程なくしてウォーレンから無限時計を止める方法を聞かされると、妖精の尻尾やレギオン隊メンバーと共に無限時計の魔力供給減となる鎖を破壊して回り、ナツによって新生六魔将軍が全滅したことでルーシィは解放された。
事件後は部下たちと共に妖精の尻尾に不義を働いたことを深々と謝罪し、宴(←お約束)の後に無限時計のパーツを回収するため下野することとなった。
妖精の尻尾を去る時にナツから「たまには笑ってみたらどーだ」と言われ笑顔を作ったものの、部下たちからはビビられていた。
能力
携えた魔杖を用い、敵の魔力を打ち消す魔法で闘う。魔力ゼロの魔導士は身体能力や防御力が著しく下がるため、戦士型の相手との近接戦に弱いという弱点を突き、優れた格闘術で相手を追い詰めるのを得意とする。
作中では初めてギルダーツとまともに好戦したが、本気を出したギルダーツにはまるで歯が立たなかった。
カナロア
バイロの使い魔である巨大な蛸。水陸両用で、空中に浮かぶこともできる。バイロからは普段乗り物替わりに使われているため、飛び乗ったナツは地獄を見た。普通のタコ並みのサイズまで小さくなることもできる便利なヤツ。
戦闘力はかなり高く、妖精の尻尾が総出で闘ってやっと倒せるほどしぶとい。
バイロがラポワントの真意を知ったのに際し、妖精の尻尾&青い天馬に協力した。