僕はイド。リニア鉄道館の情報をお届けするよ!
CV:白石涼子
概要
モリトの親友であるリニア・鉄道館の勧誘AI。一人称は、『僕』である。 ビーナと違って改造を施されてない一般的なAIであり感情の起伏はなく受け答えしかできない。また、それゆえに言葉は理解できても比喩等々の理解が遅れてがちである。とはいえ、彼にとっては長年連れ添った大事な友人には違いない。
また、後述の通りビーナには商業施設の案内役として指導してもらった経緯があるので彼女のことを「ビーナ師匠」と呼んでいる。
リニア・鉄道館のAIゆえに施設の保存車両ほか鉄道知識もあり、それを試すためにヤマトが『リニア鉄道館にはいくつ車両が展示されとる?』とクイズを出題したら39両とキッチリ回答し、ナローゲージの路線ゆえに車両の横幅が狭めな四日市あすなろう鉄道での駅巡りの最中に出た鉄道幅の話題で新幹線の線路幅は通常の常軌よりも長い標準軌であると解説する度にタイセイの鉄道うんちくのお株を奪うほどである(なおクイズの件は勢いで出したので出題者も正解わからずタイセイが答え合わせすることに)。
だが、イドとモリトの関係にとある問題が浮上。
イドは元々リニア・鉄道館の勧誘AIゆえにサービス終了まであと2ヶ月となってしまい別れが迫ってしまうのだった。そこでモリトは勧誘AIとして働ける場所を設けることで消去を阻止しようとメタバース世界にリニア・鉄道館を未完成ながらも制作、タイセイの紹介で鉄道関連施設にツテがあるイナが交渉。加えて鉄道部の面々が制作に協力、さらに新しい環境で職務に励めるようビーナがコーチとなってイドをトレーニングを開始、彼らのおかげで商業化の目処が立つものの、根本の部分に重大な問題が発生。これまでのイドへのビーナの指導も空しく、イドのデータが古くてセキュリティーに問題が判明。アップデートしようにもそれをすれば根本から変わってしまう。
そこでイナは苦肉の策で、セキュリティーで固めたイド専用のルームを構築、メタバース鉄道館引渡しの際に交換で引き取ったイドをそこに住まわせることでかろうじて消滅は回避。閉じられた世界でしか生きられないとはいえ、これにより友との別れを防ぐことができたのだった。
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※以下はシンカリオン チェンジ ザ ワールド第29話以降のネタバレが記されています。
メタバース同様にリアルだって大事だと思わせてモリトをシンカリオンに乗る気にさせようとしたリョータの『リアルだって楽しいいん大作戦』が逆に彼を傷つけることになってしまい、謝罪のためにタイセイたちはモリノと住む名古屋を訪ね待ち合わせ場所のリニア・鉄道館にてイドの部屋に繋がるイナ特製のスマートフォンをお詫びの品として渡すのだが…
この頃からイドが妙に行動的になる。
いつもは鉄道関連以外だと淡白な反応しか示さなかったのだが、彼との思い出の地リニア・鉄道館のみならず付近を飛んでいたユリカモメにも興味を示しだし、加えてあすなろう鉄道日永駅に訪れた際に展示してたった過去車両の保存車輪にて
「使われなくなった車両はどう思っているんだろう?」
「あのN700系(リニア・鉄道館の保存車両の事)みたいにずっと大切にされたいって思っているんじゃないかな?」
「メタバースじゃなくて、リアルの世界で!」
と、急にリアルな世界の廃止車両に肩入れし出した。元々過去車両はメタバースで再現すればいいと思っていたモリトはメタバース世界の存在にメタバースを否定されたと激昂し彼はスマートフォンを電源をOFF。喧嘩状態になってしまった。
思い悩むモリトだがタイセイに嗜められちゃんと謝ろうと考えを改めるのだが、南部駅降車後スマートフォンで連絡しようとしたら部屋にイドがいない!
だがそこにアンノウン出現の緊急連絡。しかも3体も出現、狙いはERDA東海本部である。
急遽緊急出撃となり、先に戦っていたテンに合流するも相手は強敵である。
そこに自身もタイセイみたく人々を悲しませぬようにモリトがドクターイエローで出撃、見事撃破したのだが…
『…モリ…ト』
『…もう一度ちゃんと話がしたかった…モリト…』
まさか、モリトが初めて倒したアンノウンがイドであることが判明。
彼は人々を守るどころか、自身の大事な友人にちゃんと謝罪の言葉を送れず破壊してしまったのだった!
しかし、イドは彼に最後のメッセージを残していたようで…?
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