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概要編集

初代 クイント・インテグラ(DA1/2)編集

インテグラは「クイント」という車種がモデルチェンジ・改名した「クイント・インテグラ」に端を発する。

元のクイントは1980年にベルノ店向けに出たシビックの派生車で、アコードの中間車種として5ドアセダン専用車として設定していた。

しかしこの頃の5ドアは不遇の時代であり、ホンダ・バラードの登場も加わって「幽霊状態」になった。

現代を主張する五重奏

そこで、1985年にバラードの上級車として「クイント・インテグラ」としてフルモデルチェンジ。DOHCエンジンをメインにし、リトラクタブルヘッドライトを採用した近未来的なスタイリングでスポーツ路線を強調。3HB・5HB・セダンとバリエーションを増やし人気を得ていった。

クイントインテグラ・1.6GSi(DA1)


2代目 インテグラ(DA5/6/7/8/DB1/2)編集

この代から「クイント」の名前は外され、インテグラという車種として生まれ変わる。

クーペタイプとセダンタイプの2種類展開となり、クーペがDA型、セダンはDB型となる。

一部グレードには1.6リッターVTECエンジンを採用し、よりスポーツ性が高められた。また、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで人気を博したマイケル・J・フォックスをCMに起用した。「カッコインテグラ」「調子インテグラ」というキャッチコピーやマイケル人気も相まって、1989年から1993年の4年間で26万台以上を売り上げる大人気モデルとなった。

カッコインテグラ


3代目(DC1/2/DB6/7/8/9)編集

この代もクーペタイプとセダンタイプの2種類がラインナップされ、最もスポーティなモデル(SIR)には1.8リッターVTECエンジンが搭載される。デビュー当初は丸目の独立型ヘッドライトを4灯並べたフロントマスクだった。

1994 Honda Integra Si VTEC

しかし、このデザインは日本市場では不評であったため、マイナーチェンジ後は日本仕様のみ、先代を思わせる横長のヘッドライトに変わった。

DC2


初代 インテグラタイプR(DC5/DB8)編集

1995年、NSX-Rに続く「タイプR」としてラインナップされた本格スポーツグレード。

エンジンはB18C型1.8リッターVTECエンジンを徹底的にチューンアップし、200馬力を発生する「B18C SPEC R」を搭載。レカロ製セミバケットシートやチタン製シフトノブ、専用サスペンションなど極限まで走りに振ったモデルであり「特にいじらなくてもサーキットに持ち込める」「FFなのにオーバーステアが容易に発生する」など、これまでのFFスポーツカーの常識を覆す圧倒的な性能で話題を呼んだ。

マイナーチェンジ時期により、通称「96Spec」「98Spec」「99Spec(西暦2000年間近だったことから「00Spec」と呼ぶこともある)」に分けられる。特に96Specから98Specでの変化は大きく、ピーキーなハンドリング特性を改善するため、タイヤのインチアップやサスペンション特性のマイルド化、バンパー形状の小変更などが行われている。

INTEGRA-TypeR


4代目(DC5)編集

2023年現在、日本では最後のインテグラとなったグレード。

この代はセダンタイプを廃止し、クーペタイプのみに絞られている。グレードは「is(マイナーチェンジ後に「タイプS」に改称)」と「タイプR」のみの2グレードで、エンジンは全グレードとも2リッターとなった。

マイナーチェンジ前は「涙目」と呼ばれる、三角形の下側にくぼみがある形状のヘッドライトだったが、マイナーチェンジ後にはくぼみがない形状に改められた。

また、ベースグレードであるisは標準で15インチタイヤだったが、マイナーチェンジ時にタイプSに変更された際は、ブレーキ径の拡大に伴い17インチタイヤに変更されている。

いんてぐぅインテグラタイプR DC5


2代目 インテグラタイプR(DC5)編集

初代が「既にあるインテグラに手を加える」方法で開発されたのに対し、2代目のインテグラタイプRは「最初からタイプRの設定ありきでベースグレードを開発する」方法で生み出されている。エンジンはベースグレードのK20A型2リッターVTECエンジンをもとに開発した「K20A R-Spec」で、ベースグレードから60馬力ものパワーアップを果たした220馬力を発生する。

レカロシートや専用サスペンションに加え、ホンダ初のブレンボ製ブレーキも採用され、ベースグレードの素性の良さにさらに手を入れたことで、安定感がありつつも速いというタイプRになった。しかし、初代の過激さに魅せられた一部のフリークからは「もっと過激でいい」という声も上がっている。

なお、これほどの高性能であるがゆえに公道での事故や盗難が非常に多く、任意保険料が日本一高いクルマとして話題になってしまったこともある。さらに、ベースグレードと型式番号が同じであるがゆえに、タイプRに乗らない人もこの割りを食ってしまっている

HONDA INTEGRA typeR


現在、日本市場ではシビックにその役割を譲った形となり、海外にその活躍の場を移している。


アキュラ・インテグラ(DE4/5)編集

ホンダが北米市場で展開する高級車ブランド「アキュラ」から発売されている。

11代目(FL型)シビックをベースに開発されており、1.5リッターVTECターボエンジンにより200馬力を発生する。このほか、2リッターVTECターボエンジンにより320馬力を発生する「タイプS」も設定されており、若者向けのスポーツカーとして重要なポジションを担う。

Spocom Inspired Acura Integra


中国版インテグラ編集

11代目シビックのセダン版(日本未発売)のフェイスマスクを中国版オリジナルに変更したものを「インテグラ」として販売している。動力性能は11代目シビックと変わらない。

2023年2月、ハッチバック版の「インテグラハッチバック」を発売することが発表された。フェイスマスク以外は日本でも発売されている11代目シビックと全く共通だが、2トーンカラーやサンルーフが設定できることが示唆されている。



余談編集

天皇陛下のインテグラ編集

明仁上皇は車好きで知られ、様々な車を乗り継いでいることで有名。その陛下が最後に所有し運転したのがMTのDA型インテグラ(1991年式)である。走行は皇居内だけで公道走行はしなかったが、きちんとナンバープレートが取られており、陛下自身も運転免許を取得して運転していた(後に高齢を理由に返納されている)。おそらく日本一有名なインテグラのオーナーと言っても間違いないだろう。

バイク編集

ホンダはバイクでも同名のモデルを製造していたことがある。

1985年登場のVT250F インテグラ(MC08)と、2012年登場の700cc車でNC700をベースにしたスクーター インテグラ(RC62)。


関連タグ編集

本田技研工業

シビック・・・兄弟車。

スマイリー酒井・・・頭文字Dのインテグラ遣い。

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