CV:花澤香菜
概要
「殻」の研究開発技術部主任である三途アマドによって改造された被検体の一人。コード曰く「この世の全てを知る者」。
元々はジゲンの命令により処分される筈だった改造人間の一人だが、実際はボロが自身の教団施設で保管しており、コードによって目覚めさせられる。
人物
ピンクのメッシュの入った青色のロングヘアと艶のある唇に大胆に露出させた美脚が特徴の若い女性。
後述の人を魅了する能力はエイダ自身にも制御できないため、自身の能力の影響を受けないカワキに(会ったこともないのに)片想いしている。
能力
二つの能力。体術は基礎的なものしか会得していないという。
千里眼
左目の能力。「自身が生まれて以降の過去から現在までの事象」を見通すことができる神術。体感的には意識をその場所に飛ばしている感覚らしい。
距離や場所を問わず文字通りあらゆる事象を見通す事が可能。
ただし、「自分の意思で知ろうとしない限り見ることはできない」「他人の心の中までは見通すことができない」といった弱点があり、後者については忍術を介した念話で対処可能。
魅了
異性・同性問わず人間を自身の虜にする能力。発動条件は「エイダの顔を目視する」ことで、虜になった者はエイダに対して敵意を向けることができず、攻撃を加えることができない。個人差があり、強い精神力の持ち主ならばある程度の抵抗はできるが、一度発動すると永続してしまうため抵抗がほとんど意味を成さない。他者を自在に操るといった強制力こそないものの、「虜」になった者が自発的にエイダの利益となる行動を取る、といった事態が起こり得る。
ただし例外として、「肉親」および「大筒木の肉体を持つ者」には効果が無い。そのため、現状では実弟のデイモン、「楔」に適合し大筒木化しているうずまきボルトとカワキだけがこの能力に対抗できる。
その実態は 「「全能」」がもたらした結果の一つであり、エイダの"モテ願望"が望まぬ形で具現化したものである。
作中の動向
第一部
コードにより解放された後、自身を利用しようと目論む彼に「魅了」を使い手綱を握ると、同じく解放されたデイモンと共に行動を開始。
前述の理由からカワキとの恋を味わいたいがために「木ノ葉隠れへの復讐には協力するが、その代わりカワキは生け捕りにすること」という条件で手を組む。
しかし、コードが木ノ葉から拉致してきたアマドに「木ノ葉側に付いたほうがカワキと一緒にいられる」と丸め込まれ、コードとの協定を破棄し自ら木ノ葉に赴く。
木ノ葉では「魅了」を警戒した上層部から家を与えられ、出入りする面々も既に「魅了」の影響下にある者、影響を受けないカワキとボルト、そしてなぜか効かないうちはサラダと筧スミレなど、限られた交流を強いられている。
そんな中、モモシキ排除のためその「器」であるボルトを殺そうとしたカワキに寄り添ったことで、「魅了」の大元である「全能」が暴発しボルトとカワキの立場が逆転。しかもこれを好機ととったカワキの策によってボルトは「火影殺し」の汚名を背負う羽目になってしまった。
「全能」を制御できない以上、事態を元に戻すこともできない。そしてカワキの気持ちも裏切ることもできなかった彼女は、こっそり里抜け直前のボルトを訪ね謝罪。カワキに居場所を伝えないことを約束し、ボルトとうちはサスケの旅立ちを見送った。
第二部
変わらず木ノ葉に住み着いているが、話し相手として自宅に出入りするサラダとスミレが「全能」の効果を受けていないのではないかと怪しんでいる。
余談
担当声優の花澤香菜氏は奈良シカダイ役の小野賢章氏と夫婦であり、声優業界での夫婦共演が珍しい(一応『ユア・フォルマ』PVでの共演歴はある)ことに加え事前情報が一切なかったことから、アニメ初登場話である第287話放送時に話題となった。