概要
エノキタケとは、キシメジ科のきのこの一種である。
食用になるきのこであり、一般に栽培され・流通している。ただし、赤血球を破壊する有毒タンパク質成分を含んでおり、また食中毒の原因になる菌に汚染されている事もあるため、食するときには十分な加熱が必要である。加熱すれば菌は死に、有毒タンパク質も無毒化される。これは、後述の栽培種、野生種ともに同じである。
一般的な栽培エノキタケは白く細長いもやし状であるが、野生のエノキタケは茶色く傘が大きく柄も太く、姿が全く違う。
野生のものはエノキなどの広葉樹の枯れ木に冬期を中心に生える。積雪の中で生えていることもある。
スーパーマーケットなどで売られているエノキタケは、だいたいが栽培種であるが、冬季から初春にかけては、野生種もたまに売られることがある。
名前を略され「えのき」と呼ばれることもある。また、「タ」が濁り、エノキダケとも呼ばれる。
主な調理方法
関連イラスト
野生のエノキタケ
一般的な栽培エノキタケ