本記事にはサイボーグ009Call_of_Justiceのネタバレがあります
概要
CV:井上和彦
有史以来存在し、超能力を持ち人間よりも遥かに長い寿命を持つ「ブレスド」という存在の一人。彼は「人類強制進化計画」を立案し、人類に迫る危機を引き起こす。
エンペラーの目的は、人間が進歩しないと判断し、人類をリセットしてやり直すこと。そのために、蚊のドローンからウイルスを撒き散らし、生き残った5%の人類を進化させるという作戦を立てた。
能力
他のブレスドと同様に、人間の理解を超えるもので、エンペラーはその能力を使って人類に迫る危機を引き起こす。彼の能力は、相手に触れることで相手の能力をコピーして、コピーした能力を自身のものにすることができる。例えば009に触れると009の能力である加速装置を自分のものにコピーすることができる。
結末
この先ネタバレ注意
カタリーナーを首をへし折ったエンペラー。ジョーは「お前には心がないのか」「心などというものは初めから持ち合わせていない」、「そんな不確定要素を信じるから人間は弱いのだ」エンペラーが答える。
「心なき強さは本当の強さじゃない」とジョーは反論。
ジョーはエンペラーの攻撃を避けながらエンペラーに向かう。
エンペラー「なぜ当たらぬ」
001「君も感じているはずだよ。009の加速レベルが上がっているということを」
エンペラー「笑わせる たかが加速で何ができる?」
001「まだ分からないのかい。009は加速装置を使う度、たった一人であの景色を見てきたんだ。」
エンペラー「黙れイワン」
009の加速が更に増加してエンペラーを追い込む。
エンペラー「加速の度にだと? ばかな」
更に009の加速が上がり
三千年の間人々を見下し独善的に振舞っていたエンペラー。加速することで何倍もの時間を生きながらすべての人の思いを受け止めてきたのが009の強さだとイワンが語る。
エンペラー「この私よりデキ底のないサイボーグの方が上だと?」
イワン曰く、「光の速度で時間を超えられても確定した事象は変えられない」とのことつまり例え時間を超えられたにしてもカタリーナは蘇らないとのこと。
イワンとエンペラーの能力が交差し合う
「そうはさせない」009は自身の潜在能力を上げて[[加速装置!」と最後の言葉を振り絞った。
エンペラー「仲間を置いて逃げ失せたか 009」
009「無駄だよエンペラー。お前の思惑は実現しない。僕は今光を超えてお前の孤独な未来を見てきたんだ」
と答えてエンペラーと共に時間を超えた。
ジョーは時間を超越してエンペラーを別次元に閉じ込めることに成功した。エンペラーが見た光景は恐怖に震える孤独な空間であった。
エンペラー「ここから出せ...出してくれー!」
009「無理だよ、もう戻ることはできない。」
エンペラー「なぜだ、なぜ貴様は平然としている?三千年生きてきた私ですら恐怖に震える程のこの孤独に、貴様はなぜ耐えられるんだ!」
009「それが...」エンペラーの顔面を殴り仮面を割る。
009「それが僕の使命だからだ」
と言い残してエンペラーの戦いは終わった。
余談
一部の視聴者はエンペラーの正体は加速の果てに3000年を逆行した別の時間軸の009こと島村ジョーではないかという説がある。
またCVを担当した井上氏はサイボーグ009の第2作の島村ジョーを演じている。そのため今作のエンペラーの容姿はジョーに似ているため一部の視聴者はそのような考察をしている。