エンペラーキングフィッシュ
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えんぺらーきんぐふぃっしゅ
コイ科の淡水魚。エンペラーでキングな魚。
和名 | - |
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学名 | Semiplotus semiplotusまたはCyprinion semiplotum |
英名 | Assamese kingfish |
流通名 | 「エンペラーキングフィッシュ」「エンペラーキングバルブ」「インドエンペラーキングフィッシュ」 |
分類 | コイ目 コイ亜目 コイ上科 コイ科 コイ亜科(旧バルブス亜科) Barbini族 Semiplotus属 |
体長 | 30~60cm |
分布域 | インド、ネパール、ブータン、ミャンマー |
IUCNレッドリストカテゴリー | 危急種/絶滅危惧II類 (VU) |
インドやミャンマーなどに分布するコイ科淡水魚。
エンペラー(皇帝)にキング(王様)などとやたらとカッコいい大層な名前だが、体色は銀白色で特に目立った模様は無く、鰭がやや黄色く背鰭の前縁が少し縦に長い位で、見た目はほぼデカいフナにしか見えない。
唯一の変わった特徴は下を向いた口の形状で、前から見るとこんな ∈(◉__◉)∋ 感じで可愛い。
この口はセクターマウスと呼ばれる特殊な形状をしており、これで付着藻類を削り取って食べる。
透明度が高く溶存酸素量が豊富な河川の渓流域に生息し、幼魚は浅くて流れの速い瀬、成魚は流れが比較的緩やかな淵の深場を好む。
草食性が強い雑食性で、主食は石に付着した藻類だが、水草や水生昆虫、甲殻類、小魚なども食べる。
乱獲や開発などにより個体数が減少しており、絶滅危惧種にも指定されているが、観賞魚として広く流通しており、日本でも販売されている。
人工飼料もよく食べ飼いやすいが、アユやハナマガリなどの似た食性の魚達と同様に縄張り意識が強く、水槽内では同居する遊泳魚を追い回して手当り次第攻撃したり同居魚の鱗を剥がして食べることもあるので混泳には向かない。
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