概要
パワーパフガールズのメンバーのバターカップと本作の敵キャラクターであるギャングリーン・ギャングのリーダーのエースのカップリング。
また、エーバタでなく、「エスバタ」となることがある。
来歴
2人の馴れ初め
ことの始まりは、ギャングリーン・ギャング初登場回の「キケンな初恋!?」(シーズン1の第4話にあたる)にて、バターカップがエースに一目惚れし、コーラをあげる等のアプローチをしていたが、当のエースはバターカップの恋心を察し、これを利用してガールズを倒そうと画策していた。しかしエースの目論見に気付いたバターカップはエースを叩きのめしてブロッサムとバブルスのピンチを救い、二人に詫びるが、まるで失恋の涙を流す顔を見せないように二人をそっと抱きしめる場面で締め括られた。
その後の2人
バターカップがエースに失恋後、「5人組の転校生」、「ガールズの妹!」などでバターカップが他の悪者達と同じようにギャングリーン・ギャングを倒す姿を描かれているが、中でも各話でエースとバターカップの絡みが窺えるシーンが所々登場している(特にシーズン5)。
- シーズン2「めいわくな恩返し」では、話の終盤でギャングリーン・ギャングがガールズを捕まえるシーンでエースがバターカップを捕まえていた。
- シーズン3「ワルイことはイイこと!?」では、市長の座を乗っ取ったプリンセスが犯罪を合法とした法律を制定したことから、ギャングリーン・ギャングがガールズの幼稚園を堂々と襲撃し、その日の晩は幼稚園の遊具を寝床にしていたが、ブロッサムの秘策でその法律が撤廃されたため、昼間のお礼参りとしてガールズに倒される際、バターカップがとどめを刺している。
- シーズン3「オカネになる歯!?」では、抜けた乳歯をコインと取り替える歯の妖精の言い伝えを知ったバターカップが悪者達の歯を奪って大儲けしようと企み、今回特に悪事を働いていなかったモジョ、ファジー、カレ、ギャングリーン・ギャングも巻き添えに遭い、モジョをはじめとする被害者の悪者達がその仕返しに(ブロッサムとバブルスの手も借りて)バターカップを袋叩きにした(その後、貯めてた1ドルコインも歯の治療費としてユートニウム博士に没収された)。
- 以下、シーズン5にて。
- ラウディラフボーイズ再登場の「キスはもうダメ」及び10周年SP「支配者はワタシ!」では、バターカップが単独でギャングリーン・ギャングを倒している。
- 「バラ色の人生?」では、序盤の戦闘シーンでエースがバターカップを返り討ちにしている。
- 「モジョの大売り出し」では、序盤でエースとバターカップの意地の張り合いが見られる。
- 「キュートで危険な3匹」では、冒頭でガールズがモジョ、ファジー、ギャングリーン・ギャングを倒すシーンが登場。バターカップが「おんぼろマン」というグラバーそっくりの人形を持っており、大事そうに抱きしめているが、エースから貰ったものかは不明。
「女王様セデューサ」
シーズン6「女王様セデューサ」では、ギャングリーン・ギャングがセデューサ(※本編ではシーズン2「私のひみつ」以来の再登場となる)を「女王様」と崇め、抜群のチームワークとテクニックでクレオパトラの秘宝(ヘカ杖、蛇の首飾り、コブラのティアラ)を盗み出してセデューサに献上しており、特にエースがすっかりセデューサの虜となっていた。
バターカップはセデューサの虜になるエースに対して不愉快極まりない素振りを見せ、「男はみんなナイスバディ見ると、クラッときて情けなくなるし……別にどうでもいいけどさ!」とセデューサに嫉妬するような愚痴を吐いていた(ただしブロッサム達からまだエースに気があるのかと問われた時は、「大昔の話を持ち出すな」と全力で否定しているが)。
しかしセデューサはクレオパトラの秘宝を手にする目的を果たすとエース達を「用済み」として容赦なく切り捨て、ガールズは秘宝の力でパワーアップしたセデューサに挑むも、悉く返り討ちにされてしまう。中でもバターカップは初恋の相手を誘惑した上、エースを切り捨てたセデューサに余程頭に来たのか、「あたしがぶちのめしてやる!覚悟しろ!!」と激しい怒りを露わにして攻撃を仕掛けていた。
その終盤、セデューサに利用されただけと知って悲漢に暮れていたエース達がセデューサの猛攻に苦戦するブロッサムに助言を与え、一時的にガールズの味方となり、最後は自分たちを切り捨てたセデューサに見切りをつけた。
この回におけるエンドタイトルでは、ガールズとギャングリーン・ギャングが一緒に登場した。
その他
- 本作の前日譚を描いた劇場版において、大雨に降られて雨宿りしようとしたガールズがギャングリーン・ギャングに襲われそうになり、それをモジョが助けている。この時がバターカップとエースのファーストコンタクトだったりするが、その時は大雨だった上、薄暗い夜だったためにお互い顔がよく見えていなかったと思われる。そして終盤では、スーパーヒーローとして正式デビューを果たしたガールズがギャングリーン・ギャングを倒し刑務所送りにした(ただしエースを倒したのはブロッサムで、バターカップはリトル・アートロとビッグ・ビリーを倒している)。
- テレビ東京版お便りコーナーで届いた「どんな敵が登場するの?」という質問に回答したバブルスがモジョ、カレ、ギャングリーン・ギャングの紹介をしながらそれぞれの物真似を披露、エースがバターカップの初恋相手と答えようとしてバターカップが怒っている(ちなみにこの質問が公開されたのは、「キケンな初恋!?」放映後であった)。
- パワパフコミックでは、第37巻でバターカップがエースに未だ未練を抱いていると思われる明確な描写、第47巻表紙ではバターカップの顔に落書きするエースが描かれており、更に漫画版の別の回では仲良く過ごす二人のツーショット場面が登場している。
パワパフZでの2人
パワパフガールズZにおけるエースとバターカップ(松原かおる)の絡みはギャングリーン・ギャング初登場の第14話「ギャングリーンギャング!」のみで、バターカップの初恋の相手も同じ学校の先輩になっており、特に目立った絡みはなかった。
しかしバターカップの初恋を描いた第44話「かおるは上腕二頭筋がお好き!」では、男勝りなバターカップが女の子らしく着飾り、おしとやかに振る舞うその姿はユートニウム博士・ケン・ピーチを骨抜きにするほどの美少女そのものであり、バターカップのその愛らしい姿はおそらくエースはおろか、他のギャングリーン・ギャングのメンバーさえ骨抜きにしていたと思われる。
しかしスタッフのお遊びなのか、DVD通常盤最終巻(25、26巻)における全員集合図では、バターカップがエースに対して顔を赤らめながら寄り添っている姿が描かれている。
関連イラスト
関連動画
(バターカップの初恋相手を答えようとして怒られるバブルス)
関連タグ
逆CP→バタエー