※単に「オプティ」のみで検索すると某ロボットアニメの主人公も引っかかることがあるので注意。
概要
1992年にミラの上級版として販売を開始。リーザ(こちらもミラベース)の後継車としての役割も兼ねていた。
初代と2代目でコンセプトは明確に異なったものの(詳細は後述)、丸目のヘッドライトと質感の高い内外装を持つという共通項がある。
歴代モデル
- 初代(L300S/L310S)
1992年に登場。ベースとなったミラよりも丸みを帯びたボディを持ち、ストレートに女性ユーザー層を狙った「超・ラブリー」をコンセプトにしていた。
販売当初は2WDのみの設定だったが、8か月後にフルタイム4WDも追加。翌年には5ドア仕様もラインナップに加えたが、ルーフエンドが若干尻下がりになっているデザインの性質上、後席の居住性は(ヘッドクリアランス的に)お世辞にも良いとは言えなかった。
二度に渡りMOMOステアリングと13インチアルミホイールを備えた(なんちゃって)スポーティモデルの「クラブスポルト(最初のモデルはピコSも同様の装備だった)」が特別仕様車として人気を博したほか、後期型では逆三角形の趣があるフロントグリルとブラウンレザーの内装が特徴的な「クラシック」が折からのネオレトロブームに乗ってヒットした。
1998に世代交代を実施して販売を終了、クラシックのポジションはミラジーノが受け継ぐことになる。
- 2代目(L800S/L802S/L810S)
1998年に軽自動車の規格改定を受けて世代交代。
先代とは打って変わって、本格的なノッチバック形状の4ドアセダンとして開発された。後にも先にも軽自動車で正真正銘の4ドアセダンを名乗る唯一の存在である。
もちろん普通車のソレと比べれば気休め程度のトランクルームでしかないが、リア周りの開口部を小さくする構造でボディ剛性が高いというメリットもあった。
コンセプトが様変わりしたため、先代のメインターゲットであった女性ユーザー層からは敬遠されてしまったが、その中にあってエアロパーツとターボエンジンを備えた「エアロダウンビークス」系は反対に男性ユーザー層からの支持を取り付けることに成功した。
中期型までは4気筒仕様(コペン等にも積まれるJB-DET)や5速MT仕様もあり、小さいながら本格的なスポーツ性を持った車として今でも人気が高く、中古車市場でもそれなりの相場を維持している。
2002年に生産を終了し、10年2代に渡るモデルライフに終止符を打った。
関連タグ
ミラ:ベースとなった車種。
リーザ:初代の前身。
ミラアヴィ、MAX、ソニカ:2代目の生産終了後の実質的な後継車。
宮沢りえ:初代のCMでイメージキャラクターを務めた。
Love again:globeの曲でMVに初代モデルが登場している。