概要
1999年から2009年まで販売された軽自動車。
'60年代に発売された小型乗用車コンパーノをモチーフとし、クラシックカー風にアレンジされた外装デザインが特徴である。
初代は5代目ミラの追加グレードとして登場し、2004年以降の2代目は独立した車種となった。
車名の「ジーノ(Gino)」は、イタリア語で「容姿端麗」を意味する「GIUNONICO(ジュノニコ)」に由来する。
4代目ミラの派生モデルとして1997年より設定されていた「ミラ・クラシック」の後継車であり、同じく女性向けファッションカーモデル「ミラ・モデルノシリーズ」の後釜としての側面も持っていた。
その個性的なデザインと取り回しの良さから、幅広く人気を集めた。
初代についてはターボ仕様のジーノ・ターボが設定されており、ミニパトへの採用実績もある。
2009年に販売を終了、2015年発売の「キャスト・スタイル」がクラシックスタイルを継承した実質的な後継モデルに当たる。
ただし、2009年の販売終了時に後継モデルとされたのはモデルノシリーズの系譜を継ぎ女性向けに特化された(同時にクラシックスタイルが廃された)ミラココアである。
おもなバリエーション
初代
ミニライトスペシャル
英国発祥ブランドの8スポークアルミホイール「ミニライト」を装備。
この仕様は2代目にも受け継がれた。
ジーノS
2000年のマイナーチェンジ時に追加された3ドア車。
ドライブトレーンはジーノ・ターボに準拠し、標準車とミニライトスペシャルが展開された。
ジーノ・ハローキティ
ハローキティとのコラボ車で2001年に登場。
ミニライトスペシャルがベースで、4代目ミラにおける「モデルノ・ハローキティ」の後継車でもある。
ミラジーノ1000
ジーノのボディ&シャーシにストーリアのエンジンを積んで普通車化されたモデル。
2代目
プレミアムシリーズ
2代目に設定された高級内装仕様車。
ウッドインパネにMOMOステアリングを装備し、クラシカルスタイルをより強く追従したバージョン。