曖昧さ回避
- 映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』の登場人物にして、ノスフェラトゥの表向きの姿。原作の小説におけるドラキュラ伯爵その人。
- ウルトラマンオーブの10エピソード構成・『オーブクロニクル』Episode2に登場するらしい冷酷な資本家の宇宙人(ただし名前が変更される可能性もある)。
1の概要
吸血鬼ノスフェラトゥの表向きの姿であるトランシルヴァニアのある村に聳え立つ古城の城主。
世間では金に糸目をつけない人物としてその名が知られている一方、地元の住人からは彼の住む土地は魔物が住む土地として誰も近付こうとしないらしい。
1443年に誕生したと言われており、一説には何らかの理由で死後に後天的に吸血鬼(ヴァンパイア)化したのではないかとされる。鷲鼻に血の気の失せた肌、髪の毛の全くない禿頭、非常に背の高いやせこけた容姿をしている。
普段は自分が埋葬された土地の土が敷き詰められた棺桶の中で眠り魔力を蓄えており、夜になり吸血鬼としての本性を現すと目が白く濁り、前歯や爪が伸びて鋭くなり、後方に尖った大きな耳へと変化するという鼠を彷彿とさせる姿へと変化する。
吸血鬼なので血を吸ったり、屈強な成人男性を一瞬で絞殺す程の腕力を持っているのは勿論、彼の最大の特徴は彼の行く所、どこからともなく大量の鼠が発生し黒死病(ペスト)によく似た疫病が蔓延する(あるいは彼の犠牲者が黒死病と誤認された可能性もあるが…)点である。
唯一彼を滅する方法は太陽の光を浴びさせることだがなかなか容易な事ではなく、“彼が心の清らかな乙女の血に夢中になり過ぎてうっかり時を忘れていつの間にか朝になっていた”という考えようによっては間抜けな方法でしかその手段は使えないようだ。
関連項目
2の概要
ウルトラマンオーブの裏設定(10エピソード構成)『オーブクロニクル』第2章「俺は銀河の渡り鳥」の第3幕“ファイアーボール作戦”でその存在が仄めかされた異星人(と思われる人物)。
具体的な容姿については不明だが、設定によれば火山惑星ガヌン・アビにある希少な鉱物であるエンマニウムの鉱山を所有する“星間連盟”の中央会議にも顔が利く名士であるが、その裏の顔はガヌン・アビの原住民たちを奴隷のごとくこき使いエンマニウムを搾取する資本家。
その本性は残忍かつ冷酷な守銭奴であり、近年搾取し続けて来たエンマニウムの埋蔵量が減って来たことを受けて、故意に鉱山近くの火山を噴火させて溶岩の中に眠るゴラを目覚めさせることにより原住民諸共鉱山を破壊して保険金をだまし取ろうと暗躍していた。
ガピヤ星人サデスのかつての雇い主でもあり、彼の目論見を知ったクレナイ・ガイを亡き者にする為にサデスを派遣したり等の様々な妨害計画を実施していた。
サデスを失いつつもゴラを目覚めさせることに成功したまでは良かったが、最終的には計画の要であったゴラはオーブの活躍により撃退され、(おそらく)この事により今まで行ってきた悪事及び保険金詐欺の事実が露見してしまい“星間連盟”に逮捕、拘束されるという結末を迎える。