本記事を読む前に
そもそも「厨」は蔑称である。たとえ悪質なユーザー相手であっても軽々しく使うのは避けた方がよい。またユーザー側も、たとえマナーやネチケットを守っている普通の人でも、仲間内以外で「カゲプロのファン」という意味で「カゲプロ厨」という表現を使うのは控えた方がよい。いらぬ敵を作る事になりかねないからである。
※友達や仲間などの親しい人が自分から言っていたとしても、第三者が使うことはあまり好ましくない。何より大事なのは空気を読んで行動する事。
概要
カゲプロ厨とは、カゲロウプロジェクト及びその二次創作のファンのうち、過激な言動や棲み分けの出来なさで荒らしに分類される人の事。カゲプロのイメージを悪化させていると言われる人々。
カゲプロの熱心なファンを指す言葉と勘違いしている人もいるが、本来はカゲプロが好き過ぎて他人の迷惑を省みない悪質なファンを指す蔑称である。
中にはイメージを悪くすること自体が目的のアンチの存在により、よりタチが悪い場合もある。そのため、節度を持った純粋なカゲプロファンにとってもカゲプロ厨の存在は悩みの種になっている。本当に作品が好きなら、本来のファンのあるべき姿をよく考えて行動するべし(現在は後述の通りほぼいなくなっている)。
具体例
以下はカゲプロ厨が行う行為の具体例を挙げる。
単体型もあれば複合型もあるため、その個人が必ずしも全部が全部当てはまるというわけではない。
- 何かにつけてカゲプロを引き合いに出したり、TPOを弁えずカゲプロネタを乱発する。
- パーカーを着ているだけで「カゲプロのパクリ」と主張し、パーカーを着たキャラクターを描いた人に対して創作の中止を要求したり、実際に外でパーカーを着ている人に暴力をふるう。酷い例としてはパーカーを着せられた飼い猫を虐殺する事件も存在した。
- カゲプロを異常に崇拝し、他作品及びコンテンツを卑下する。
- 原作を異常に崇拝し、二次設定や二次創作を頑なに否定する。
- 二次設定に執着し、原作の設定を無視したり、頑なに認めなかったりする。
- (製作者にその意図が無くても)なんでもかんでもカップルに結び付けたがる。(カプ厨)
- 動画サイトや掲示板等において「○○プロジェクト」=「カゲプロのパクリ」と囃し立てる。(本記事余談も参照)
余談
- 「○○プロジェクト」=「カゲプロのパクリ」発言
他のアニメや漫画でパーカーやフードが確認されると「パクリだ」と囃し立てる騒動がたびたび動画内等で見かけられることがあるが、この騒動に対して確認済みでじん氏本人も不快に思っている。
「○○プロジェクト」=「カゲプロのパクリ」ではない。
- 原作と二次創作
二次創作は原作ありきで成り立っているため、その原作を蔑にすることは本来はマナー違反である。そのため、原作との設定の違いを楽しむことならまだしも原作設定を否定することはお門違いと言える。
逆に、原作しか認めない人も二次創作を楽しむか楽しまないかは個人の自由であり、わざわざ正面から頑なに否定する必要もない。要は読まなければいいのである。
終焉
全く治まらないままの日が続いたが、じん氏が2014年にTwitterで「カゲプロなんてつくらなきゃよかった」と、「カゲプロ厨」に対しての怒りと不満を露わにするツイートをしたという噂が流れ、一時大きな騒ぎになった。当該ツイートは後にコラ画像だったことが判明するが、信じ込んだ人も中には存在し、徐々に事態は収束していった。過ぎていく時代の波に逆らえず、カゲプロというコンテンツそのものを知らない人が多くなっていった事も理由のひとつに挙げられるだろう。
現在はあまり話題にされなくなったと同時に、そのような信者や荒らしはほぼいなくなっていったが、「カゲプロ厨」がさまざまな場所に残した被害は、今でも一コンテンツのファンたちが起こした有数の大騒動として、「カゲプロ」の名に暗い影を落としている。