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概要


屋久島種子島に伝わる妖怪


世界遺産鹿児島県の屋久島には一湊(いっそう)トンネルという古いトンネルがある。

平成初期の頃まで、トンネルの出口に設置されていたカーブミラー。車で走り抜ける際にバックミラーからカーブミラーを見ると、上半身だけの人がかっかっかっと追いかけてくる。しかし、振り返ると誰も居ない。今は無きカーブミラーだが、何のためかぜんぜん意味のない場所にあった。

所変わって。屋久島の隣、ロケットの島である種子島のとあるトンネル(はっきり場所は明らかになっていない)。こちらには、下半身だけで走る何かが現れるという。


屋久島の上半身は「カッカッカ」、種子島の下半身は「ケッケッケ」。

2つの怪異は同一の存在と言われている。

屋久島の一湊トンネルの開発に際し、種子島から建設業者がやってきた。しかし、作業員の一人がトンネルの事故に逢い、命を落とす。このとき、作業員の身体は上半身と下半身に分断されてしまった。

特に上半身は粉々に砕け散り、下半身しか回収が出来なかった。その結果、彼は下半身だけが故郷の種子島で弔われ、上半身が屋久島に取り残されてしまったのである。

以来、屋久島の上半身はトンネルを通り抜ける車を追いかけ、どうにか種子島に帰ろうとしていた。一方で、種子島の下半身は上半身を探してそこかしこのトンネルをさ迷い歩いている。下半身だけであるため、自身がいるのが屋久島ではなく種子島であると気付いていないのだ。一湊トンネルはどこにもないのに。


一湊トンネルにかつてあったというカーブミラー。

一説には、事故に際して倒れてきた鏡が作業員の身体を切り裂いたと言う。

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