概要
初登場は『グラディウスⅡ』のステージ7で、ボスラッシュの最後に待ち受けている。
円形のボディとその本体を覆うように破壊不能のカバーが装備されており、これを回転させることでコアへの攻撃を防ぐ。
機体上下からは破壊不能のミサイルを射出し、カーブを描いて自機の上下から降り注ぐようにして飛来する。当たり判定が左右に大きい自機の性質上、弱点ともいえる垂直方向への攻撃は脅威である。
カバー内側の本体には2門のレーザー砲が付いているが、基本的にそれを使用することはない。
画面右側にミサイルが当たらない安全地帯が存在するものの、入り込むタイミングを掴むのが難しく弱点への攻撃もできなくなるため、ボスが自爆するまで待つしかなくなる。
また、『パロディウス』シリーズでは何気にこのボスをベースにしたようなボスが多い(『パロディウスだ!』のプーヤン、同作のPCエンジン版の怪傑ミドリマント、『セクシーパロディウス』のキャンディコア)。
『遊戯王』にも「巨大戦艦・カバードコア」という名前のカードが登場。ゲーム本編では側面以外の形状が不明瞭だったが、このカードでは前方から見た姿が描かれており、皿のような平たい形状となっているのがわかる。
登場シリーズ
- グラディウスII:ステージ7のボスラッシュの最後に登場。
- グラディウスⅢ:ステージ10のボスラッシュの2番手として登場。どういうワケか遮蔽板の周辺および回転カバーに当たり判定がなく(遮蔽板自体にはある)、遮蔽板に触れないように懐に潜り込めば容易に撃破できることからオープンドコアと揶揄されている。なお、SFC版では4番手で登場。こちらはカバー部に当たり判定があるためちゃんとカバードコアとなっている。また、AC版にはない専用のBGMが用意されている。
- グラディウス外伝:ステージ2に遺棄された残骸として登場。カバーを回転させながら円軌道を描くミサイルを撃ってくる。
カバードコアMk-Ⅱ
『グラディウスⅤ』には発展型のカバードコアMk-Ⅱがステージ6のボスラッシュの最後に出現。カバーは二重構造となり、その内側には弱点となる5個のコアが回転している。外側の4つのカバーにはミサイル発射口と各種砲台が備え付けられており、そこから放たれるミサイルには炸裂して通常弾を撒き散らすものが混ざっている。この他にもカバーを回転させて砲台からショートレーザーや通常弾を連射して攻撃を行う。
『Ⅴ』の低周回ではコアの間に入ることでミサイルや砲台を受けずに倒すこともできる。
周回プレイを重ねるごとに攻撃が激化するほか、コアの数も1つづつ増えていき、最終的にはコアが14個にまで増える。
『オトメディウスG』にもゲスト出演しており、カラーリングは赤を主体としたものに変更された。最終ステージのヴァルハラにてボスラッシュの2番手として登場する(奇数周回)。