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カレル・チャペック

かれるちゃぺっく

カレル・チャペックとはチェコの作家、劇作家、ジャーナリスト、園芸家。「ロボット」という単語の考案者として知られる。
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1890年1月9日生-1938年12月25日没

概要

大戦中のチェコスロバキアで最も人気があったといわれる作家で、1920年に発表した戯曲『R.U.R.(Rossumovi univerzální roboti:ロッサム万能ロボット会社)』において、チェコ語で労働という意味の単語「robota」からロボットという単語と概念(正確には現在で言うところの労働用バイオノイド)を考案し、その後の創作に大きな影響を与えた。

なおこの語を考案したのは兄のヨゼフであると生前に発言しており、その後の創作に登場した機械仕掛けのロボットに対しては、あまり良い印象を持っていなかったようである。

また上記の『R.U.R.』とともに1936年に発表した『山椒魚戦争(Válka s mloky:山椒魚との戦争)』が代表作であるといわれ、SF小説の古典的傑作であるといわれている。

人物

オーストリア=ハンガリー帝国領だった、ボヘミアのマレー・スヴァトニョヴィツェという小さな町で医者をしていたチャペック家の三男として生を受け、ギムナジウムからカレル大学に進学後、フリードリヒ・ヴィルヘルム大学(現ベルリン大学)へ留学、修了後にさらに兄ヨゼフがいたソルボンヌ大学に留学し造形芸術家集団に参加し戯曲を書き始める。

卒業後には、第一次世界大戦が勃発したものの、鼻孔のケガ及び脊椎のリュウマチによって(兄は低視力のため)兵役免除となり、国民新聞(ナーロドニー・リスティ)で兄弟ともに論説文を書く仕事に従事し、1921年にチェコ政府の保守化を感じ取ったため民衆新聞(リドヴェー・ノヴィニ)に移籍。
それと平行して戯曲や小説を次々と発表し、国民的作家となった。

『R.U.R.』発表時に知り合ったオルガ・シャインプフルゴヴァーと交際を続け、1936年に結婚。

『山椒魚戦争』と戯曲『母』は、当時の欧州で勢力を広げていたアドルフ・ヒトラーとナチズムに対する批判を読み取ることができる内容であったため、1939年にナチス・ドイツがプラハを占領すると同時にゲシュタポの襲撃を受けたが、本人は冬の嵐の中での庭の手入れが原因で肺炎を発症し、4ヶ月前には亡くなっていた。享年48歳。

作品

小説

  • 受難像 Boží muka(1917年)
  • 苦悩に満ちた物語 Trapné povídky (1921年)
  • 絶対子工場 Továrna na absolutno(1922年)
  • クラカチット Krakatit(1922年)
  • 園芸家12カ月 Zahradníkův rok(1929年) ※兄ヨゼフが挿絵担当
  • ひとつのポケットから出た話 Povídky z jedné kapsy(1929年)
  • 長い長いお医者さんの話 Devatero pohádek(1932年)
  • 外典 Kniha apokryfů(1932年)
  • ホルドゥバル Hordubal(1933年)
  • ダーシェンカ、子犬の生活 Dášeňka čili život štěněte(1933年)
  • 流れ星 Povětroň(1934年)
  • 平凡な人生 Obyčejný život(1934年)
  • 山椒魚戦争 Válka s mloky(1936年) ※ノーベル文学賞に推薦されるが辞退
  • チャペックの犬と猫のお話 Měl jsem psa a kočku(1939年)
  • ある作曲家の生涯 -カレル・チャペック最後の作品 Život a dílo skladatele Foltýna(1939年)
  • こまった人たちチャペック小品集 Bajky a podpovídky(1946年)
  • ふしぎ猫プドレンカ Pudlenka(1970年)

戯曲

  • 盗賊(1911年) ※兄ヨゼフとの共著
  • ロボット R.U.R.(1920年)
  • マクロプロスの秘密 Věc Makropulos(1922年)
  • 虫の生活(1922年) ※兄ヨゼフとの共著
  • 創造者アダム(1926年) ※兄ヨゼフとの共著
  • 白い病気 Bílá nemoc(1937年)


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ロボット カレルチャペック

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