概要
ケンタッキーフライドチキンの日本支社である日本KFCホールディングス株式会社が「日本ローカルで日本人版カーネル・サンダースをPRキャラに欲しい」と2018年に70歳前後の男性を対象に「和製カーネル・サンダースオーディション」を開催し、最優秀賞に選考された人物である。
最優秀賞の人物は自らをジュリーと称する京都府出身の70歳男性。
和製カーネル・サンダースの名に恥じず見事なまでにカーネルとは瓜二つの容姿をしており、一部ファンは「亡くなったカーネルさんが現世に戻ってきたよう」と感動のあまり涙を流したという。
もちろん嘘です。
真の概要
2018年時点での沢田研二(70歳)を揶揄した姿。
同年10月17日開催予定だった自身のさいたまスーパーアリーナ公演を開演前ドタキャンしたのがそもそものきっかけ。
翌日横浜市内で現在の沢田氏がマスコミの囲み取材を受けていた様子の写真が公開されたのだが、その時の彼の容姿が
と、どう見てもカーネル・サンダースにしか見えない事が話題になった。これでも全盛期は今で言う2.5次元レベルの美青年ともてはやされていたのだが…
そもそも沢田氏のこのような奇行は今に始まったことではないため、野次馬や彼の性格をよく知ってる人たちの間ではむしろカーネルおじさん化した彼の容姿の変わりようの方が気になったという人も少なくなかった。
一部からは「逆に考えるんだ カーネルおじさんも若かりし頃はジュリーみたいに超絶イケメンだったかもしれないんだと考えるんだ」といきなりカーネルを美化する流れになったり、彼が所属していたザ・タイガースと阪神タイガースをかけて「道頓堀に投げ込まれるぞ」と突っ込まれたりした。誰が上手いこと言えと。
全盛期 | 65歳 | 70歳 |
---|---|---|
ほんと、どうしてこうなった…
とは言っても、全盛期絶世の美青年ともてはやされてた人がおじさんになると別人に変わる現象自体は別に珍しくはないのだが。
注意
真面目な話をすると、彼自身は元来太りやすい体質であり、全盛期にスリムなビジュアルを保っていたのは、必死の努力によるもの。
実際、体型が目立ち出したのは90年代後半からで、それまでは痩せていた。
そもそも沢田氏は若作りを好まず、年相応にありのままの姿を望んでいる。2013年頃からは、それまで剃っていた髭をライブでも生やしたままとなっている。
こうした理由もあり、2018年のドタキャン騒動の際はカーネル・サンダースのような外見となってしまっていた。何も知らない人たちは落ちぶれたと思ったことだろう。
しかし騒動後もライブは普通にやってるし、閑古鳥が鳴くことなく、毎年ツアーのチケットは争奪戦となり、仮に外見は衰えても人気に陰りは見られない。
騒動自体、プロモーター側にも問題があると思われ、沢田氏だけを非難出来るものではない。
つまり、現在のジュリーでも応援するファンがたくさんいるのは事実。
中年太りは決して悪いことだけではない。健康面では悪影響かもしれないが、彼の場合は太ることで声量を維持している側面もある。
また往年よりもパワーが増し、ライブでは年齢を思わせない迫力のある声を出している。いぶし銀の声で聴くヒット曲の数々も、中々乙なもの。
現役のファンの大半はお年寄りの人たちで、基本的にネットに馴染みは無いとはいえ、この項目の執筆者のように20代のファンも少数ながらいる。
もしネタにする際は、ファンの人を不快にさせないよう、十分配慮して頂きたい。
事情を知らず、また昔と違うからといって、下手に叩くのは避けよう。
余談
実はカーネルの一般的な姿で知れ渡ってるであろうカーネル人形は70歳のころのカーネルをモデルにしており、ちょうどこの沢田氏と同い年だったりする。瓜二つのような外見なのは年齢も一致していたという偶然も大きく関係しているのかもしれない。