概要
リーガル島のグルメコロシアムで初登場した捕獲レベル13の哺乳獣類。
虎模様が特徴的なセイウチの突然変異種で、「水陸両用の悪魔」の異名を持つ。
体内に十分な分厚い脂肪を蓄えているため、ツンドラなどの極寒地帯での生息が可能なほか、敵からの攻撃を軽減するのにも役立っている。
野生では群れで生活しており、獲物を見つけると群れで逃げ道を塞いで四方から強烈な体当たりを喰らわして動きが落ちたところを長い牙で襲う。そのため群れのガウチと闘うのは自殺行為であり、群れからはぐれた単独の個体を狩るのが得策。
グルメコロシアムではビギナー達に人気の猛獣で、「迷った時のガウチ頼み」という名言(?)もあるとか。
作中では他の猛獣同様バトルウルフにビビり、リンのバトルフレグランスを浴びて一斉に襲いかかったが、乱入してきたトリコの2連釘パンチを食らい更に威嚇され、最後はデビル大蛇(アニメではデーモンデビル大蛇)に食われてしまった。
また、ベイの操るGTロボ戦後の食事でガウチの丸焼きが出ていた。
その後、アイスヘルで野生個体が大量に眠っている姿が見られ、ガウチを「この大陸のボス」「地上最強の猛獣」などと勘違いしているゾンゲの一行はこっそり立ち去ろうとしたが、静かにしろと大声を出してしまったことで群れが目覚めて襲われたものの、何とか逃げ延びた。
アニメではデザインが若干リアル寄りに変更。リーガル島編の後日談としてサニーがロックドラムの完美大理石を加工してもらおうと旅立つシーンで檻を破ったがリンのスーパーリラクゼーションで沈静化された。
更にトリコがアイスヘルに旅立つ直前、Bar ヘビーロッジにてモリ爺から渡されたグルメスティックセンサーの性能を確かめるべくガウチの肉が登場した。
ゲーム版
ゲームではグルサバ2から登場。群れをなして襲いかかり、強烈な噛みつきやヒレでの平手打ちが脅威。
様々な亜種がいるほか、トドバードもコンパチとして登場している。
亜種
- イッカクガウチ
うす緑色の体色をしており、額には白く鋭い一本角と長い牙はないがカバのように進化した口を持つ種。アゴの力は恐ろしく強く、噛まれればまず無事では済まない。
- トロテリガウチ
火山の火口付近を好んで生息する種。牙は通常種よりもやや短く下顎からも短い牙が生えており、胴体は紐で縛られた焼き豚のような見た目をしていて常に旨そうな匂いを漂わせている。肉は生のまま食せ、タレ付きの焼き豚を思わせる味わい。
- 砂ガウチ
進化の過程で砂漠に適応したガウチ。茶色っぽい体色をしており、牙の形状がトロテリガウチと類似している。砂中を泳ぐための水かきならぬ砂かきがあり、足場の悪い状況下では脅威の相手である。