キノコバエ
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きのこばえ
キノコバエ科に分類される昆虫のこと。小さな羽虫で、スリムな体をしており小顔。
名前に反してハエではない。
果樹園や草原に発生する羽虫。よく家に居るのはクロバネキノコバエ(クロバネキノコバエ科)で、キノコバエ(キノコバエ科)とは別。
ここではどちらも記載。
その名の通り、キノコバエはシイタケを、クロバネキノコバエはイチゴを食害することが多い。
フンや腐った食べ物はあまり食べない模様。
雄はハサミのような交尾器を持ち雌はお腹が大きい。幼虫は朽ち木を食べる。
ハエと同じ双翅類の昆虫ではあるが、キノコバエとクロバネキノコバエは近縁であるケバエなどと同様名前に反してハエではない。この類は双翅類において、一般に知られるカやブユ、ガガンボ、ハエ、アブのいずれにも属さない独自の系統である。
キノコバエ
クロバネキノコバエより褐色の種が多い。
クロバネキノコバエ
- チビクロバネキノコバエ
- 最もよく見かける。 体長は2~3mm。イチゴを食害。
- チバクロバネキノコバエ
- 千葉県にはあまり出ない種。チビより雌がぽっちゃりしており、体も多少大きい。 チビと同じく、イチゴが好き。
- ネギキノコバエ
- 体長は2mm、ネギを食害。
- ジャガイモキノコバエ
- 他より色が薄く、1~2mmしかない。ジャガイモが好き。
- セアカキノコバエ
- 10mmという圧倒的巨体を持つ。見た目は派手だが食害はしない。
- シズオカコヒゲクロバネキノコバエ
- 2022年に記載された新種。
東海地方では梅雨時に地面が黒くなるほど大量発生し、地域住民を困らせている。福岡県やオーストラリアにも分布する。
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