解説
CV:中野裕斗 /幼少のギンコCV:沢城みゆき / 実写:オダギリジョー
過去の経緯により左目は失われており、義眼をつけているらしい。
(「瞼の光」でスイにその義眼を与える場面があるが、その後嵌め直したのかは不明)
怪異をもたらす「蟲」の研究者であり、蟲を招く体質「妖質」を持っているため、一つの場所に留まっていられず旅を続けている。
よく吹かしている煙草は、蟲避けのためのもの。和装の人物が多い世界の中で、彼だけは洋装を纏っている。蟲師の道具を詰めた薬箱を背負っている。
常に冷静にいて、クールに見えるが正義感が強く、優しい心を持っている。幼い頃より好奇心旺盛で、お節介焼きなところもある。
他の蟲師とは違い、一方的に蟲を退治するのではなく、可能な限り蟲と人間が共存できることを望んでいる。
幼い頃の名は「ヨキ」。
行商の母親と旅をしていたが、事故で母が亡くなり、蟲師のぬいに助けられ蟲について教わる。しかしその後、自らぬいに巻き込まれる形で「トコヤミ」という蟲の影響を受け、その名を持っていた頃の記憶と左目を失ってしまう。その後、記憶も名も失くしたままトコヤミの世界を彷徨うが、辛うじてトコヤミの中に住む蟲「銀蟲(ギンコ)」の名を思い出し、それを自分の名にすることで元の世界へ抜け出した。
以降、ワタリや蟲師の間を転々としていたが、蟲師のスグロとの出会いやヌシに関わる過ちを犯したことから、蟲師になる道を歩んだ。
今の彼が持つ一番古い記憶は、トコヤミの世界を彷徨っていた頃の記憶だという。