概要
ツツイカ目ゴマフイカ科。クラゲなんて名前だが見た目はとりあえずイカのそれ。
ゴマフイカという名前は全身の黒ゴマみたいな模様(実は発光器)が由来で、その仲間であるこいつもやはり全身に発光器を備えている。
しかし最大の特徴は左右で全く大きさの違う目、これに尽きるだろう。
この目はそれぞれ「発光器を使ってカモフラージュしたやつを見破る」「下の方にいる獲物を探す」という役割分担をしていて、カモフラージュを見破れるのは「水晶体が黄色いため、海面から届く青い光・同様に青い光を放つ発光を見破れる(なのでハッキリ影が映る)」という仕組み。
ちなみに深海性のイカなので浮力を得るために塩化アンモニウムが溶け込んでおり、塩辛い上にエグミが強くておいしくない。これはダイオウイカも同様だ。
関連
オオクチホシエソ:一風変わった発光をする魚。クラゲイカは敵のカモフラージュを見破るが、オオクチホシエソは逆に「見えない光」を放つスタイル。
クラゲダコ:タコの仲間だがクラゲそっくりの透明ボディに進化。名前に偽りなし。