あらすじ
その真相がニューヨークのゲイエリア"クリストファー・ストリート"にあると踏んだ捜査本部は、新人警官のスチーブ・バーンズに潜入捜査を命じる。
性的にはストレート(ノンケ)のスチーブだったが、捜査を進めるうちに自分の中で何かが変わっていくのに気づく。
概要
タイトルのクルージングとは、ゲイ用語では"男を漁る"という意味がある。
映画本編にはクリストファー・ストリートの風俗が取り入れられ、エキストラには1600人もの本物のゲイを使った。
フリードキン監督には、ゲイを扱った初めてのハリウッド映画『真夜中のパーティ』の実績があったが、今作はゲイによる殺人描写が印象を悪くするとゲイたちから抗議を受け、撮影現場は混乱に見舞われた。そのため脚本のすべてが映像化できなかったという。
また、ゲイの市民権がなかった当時、一般層からも槍玉に挙げられ、非常に物議をかもす映画となった。
フリードキン監督はエキストラのゲイとはわだかまりがなかったことを挙げ、差別の意図がないことを訴えた。
第1回ゴールデンラズベリー賞の最低作品賞・最低監督賞・最低脚本賞の3部門にノミネート(受賞はなし)。ちなみにこのときの作品部門ノミネートには『13日の金曜日』(1作目)があった。
スタッフ
監督・脚本 - ウィリアム・フリードキン
原作 - ジェラルド・ウォーカー
製作 - ジェリー・ワイントローブ / バート・ハリス
主演 - アル・パチーノ
音楽 - ジャック・ニッチェ
撮影 - ジェームズ・A・コントナー
編集 - バド・S・スミス
製作会社 - ロリマー/ワイントローブ・プロ
製作国 - アメリカ合衆国
言語 - 英語
配給と公開日
アメリカ合衆国 | ユナイテッド・アーティスツ | 1980年2月8日 |
日本 | 東洋映画 | 1981年1月24日 |