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概要

北西部のルーブ山地に住む巨龍。かつて聖王と手を組んだことのある巨龍ドーラの子。人間に対して抱いている感情は憎悪であり、理由としては「かつて母ドーラは一度協力した聖王に裏切られて殺されたので憎んでいる」とのこと。人々を襲うゆえに周囲からは悪龍と見られている。

大空の覇権をビューネイに奪われたことでくすぶっており、ビューネイを倒す際に彼の助力を得て戦うことも可能。彼と手を組んだ場合、パーティメンバーからは主人公しか出られないが、ビューネイの攻撃のほとんどがグゥエインに集中するため、場合によっては圧倒的に安全に戦うことが出来うる。

手を組んだ・組まないに関わらず、ビューネイがいなくなれば空は彼の天下となり、やがて元の鞘にもどって人々を襲うようになる。彼曰く「人々を襲って肉を喰らうは龍の宿命」とのことなので、そこから先は穏やかに行こうとしても無視せざるを得ず、あるいは対立して戦うことになる。

事実、グゥエインの人間に齎す脅威はビューネイ以上であり、共闘後は程なくして山の麓の小さな村が襲撃され住民が情け容赦なく皆殺しにされる

その間に巣へ来訪すると「せっかく来たのだから」とオーラムを手土産にくれたりと主人公には温和な態度で接してくれるだけに、友としてグゥエインの蛮行を黙認するか、人として悪龍を討つかを選ばせる展開はプレイヤーの心をこれでもかと抉ってくるだろう。

  • 一度手を組んだ場合に戦って倒したなら、この時に母ドーラの気持ちを理解する。なぜ母ドーラが聖王に殺されたのか。それは、自分の生き方そのものだった。そして今際の際に、主人公を聖王のように強い人間と認め、息絶えた。この場合はルーブ山地のグゥエインの巣は崩れてしまうため二度と入れなくなる。

なお、ビューネイより先に彼を倒した場合には、ビューネイがロアーヌを襲うなど本格的に行動を開始する。にらみ合う相手がいなくなった事で行動を始めたということは、ビューネイにとってもグゥエインは目の上のタンコブだったようだ。

ボスキャラとして彼を倒す場合は貴重な竜鱗を必ずドロップするため、最強クラスの剣である竜鱗の剣を作るのならば倒すのも選択肢である。

共闘してビューネイを倒した後で彼を倒し、竜鱗の剣を作った状態でEDを迎えると主人公がせめてもの弔いの証として、竜鱗の剣をルーブ山地までお供えにくる姿が描かれる。

戦闘力

あの四魔貴族ビューネイと互角に渡り合うだけの事はあり、その力は四魔貴族と同等かそれ以上

それぞれ攻撃手段に特徴があり、対策も講じやすい四魔貴族に対してグゥエインは純粋な爪や牙による物理攻撃やブレスによる脳筋戦法で襲ってくる。

ご丁寧にブレス攻撃は火炎・冷気・電撃と3種類を器用に使い分けてくるため、対策を取ることはまず不可能。

文字通り真正面から力押しで殴り倒さなければならない

防御も各耐性が28と一切の弱点がなく(四魔貴族で最も固いビューネイでも20。最も低いアラケスは12)、16000という圧巻のHPで立ちはだかるその姿は、世界各地のドラゴンルーラー達すら歯牙にもかけない強大な牙城と化しているのである。

当初は原作と同じ立場で、一時は帝国と協力して魔軍の撃破に協力するものの、ゴトイ山に陣取ってカポメラの町を襲い、帝国の水源地を破壊する構えを見せる。

帝国の使者はすんでの所で彼を説得するものの、グゥエインの出した条件は「約束の日までに死んだ母のドーラを探し出せ」という雲をつかむようなものだった。

ウォードや妖精、怪傑ロビンなど、同じロマサガ3のキャラが阻止を試みるも、グゥエインの前には歯が立たない。

万事休すかと思われたところで、ドーラの捜索にあたっていたソフィアが、目覚めたドーラと共に戻ってくる。

これまで見たこともなかった母の姿に驚くと共に、ドーラに聖王の間に起きた真実を尋ねる。しかし、ドーラには「その問いは無意味だ」と突き返された。

その後、約束通り母に会わせてくれた事への感謝を伝え、ドーラと共にいずこかへと姿を消した。

「ニンゲンを殺し、宝を奪うが竜の道。ゆえに、竜とニンゲンとは決して相容れぬのだ」

終盤に登場。

ミカエルはロアーヌ軍がビューネイに敗れた時の保険としてグゥエインの協力を考えていた。

そこでユリアン、モニカ、ゆきだるまが勧誘に向かうこととなる。ゴドウィン男爵にモニカが拉致されるなどのトラブルもあったが、ユリアンたちは無事に山頂まで辿り着き、グゥエインと対面。ビューネイ討伐の協力を申し出る。

しかしグゥエインは、母が聖王に殺されたことを引き合いに出して拒否。山から立ち去るように告げる。

モニカ「ドーラ殿と聖王様の間に何があったのかは知りません。

    そして、「竜の道」を生きるグゥエイン殿は、

    いずれビューネイ同様、我らの敵になるやもしれません。

    けれど、私にとって大切なことは過去でも未来でも無いのです。…私は今を守りたい。

    ビューネイは日に日に残虐の手を広げ、ロアーヌの民の命を奪っています。

    今まさにこの瞬間も、どこかの村で…母親の目の前で、我が子が魔物に殺されている…!

    …お願いします。我らに力を…!」

ここにいる誰よりも怯えているのに、誰よりも強い意志を見せたモニカにグゥエインは興味を抱く。そして「母を説き伏せた聖王とやらも、お前に似ていたのかもしれぬな」と胸中を語り協力を約束してくれた。

そしてビューネイに追い詰められ絶体絶命のミカエル、トーマス、カタリナの前に駆け付ける。モニカを背にビューネイと空中戦を繰り広げるが、圧倒的な攻勢の前に防戦一方となり敗北する。

だが時間稼ぎには十分であり、最後の味方であるハリードたちが駆け付け形勢逆転した。

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