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概要
ゲーム『スーパーマリオ64』の初期版に存在するバグを利用した超高速移動方法である。
要するに『壁に向かって後ろ幅跳びをタイミングよく連続して繰りだすことによりマリオに加速度が蓄積され、最終的にとんでもない速度でマリオが吹っ飛んでいく』というもの。英語ではこの方法からBLJ(Backwards Long Jump)と呼ばれる。
この技を使うことによって、ウォーターランド以外の各所に存在する障害物・特に本来パワースターを一定数(70枚、『スーパーマリオ64DS』では80枚)集めないといけない無限階段すら強引に踏破できるため、TASやRTAの記録更新などのやりこみ競技に用いられている(因みにスター0枚RTAはそれこそ0.01秒単位を争う熾烈な競技となっている)。
カメラ角度やジャンプする方向などを練習すれば割とすぐできるため、手軽なショートカットとして小ネタの意味も込めて使った人もいるだろう。
なお、このすさまじい裏技や残機に関するバグが問題になったのか、振動パック対応版および『スーパーマリオ3Dコレクション』版、リメイクの『スーパーマリオ64DS』では修正されてしまったのだが、一応、裏技を駆使しての無限階段の突破方法は『スーパーマリオ64DS』にさえ残っている(この裏技を使えばマリオ以外でもエンディングまで進める事ができる)。ただし、よく知られているケツワープより難易度はかなり上がっている。
他作品における類似の事例
同じマリオシリーズの作品では『スーパーマリオ3Dワールド』の氷上で連続でしゃがむ動きをするとなぜか急加速して画面外まで吹き飛ぶバグが存在する。ちなみに、こちらは移植版である『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』でも実装されている。ニコニコ動画などでは「ネオ・ケツワープ」とも称されている。
また、『スーパーマリオサンシャイン』ではポンプを利用した加速力保存方法が使われていたり(水圧保存の法則)、近年ではメモリのバグによりケツワープに似た挙動をする事例も確認されている。ちなみに、実態は膨大すぎるスピードを抑えるための動きとしてケツワープに似た挙動になるのでケツワープとは全く逆のことを行っていることになる。
同じニンテンドウ64作品で見ると、コナミ発売のソフト『がんばれゴエモン ネオ桃山幕府のおどり』でも同様のバグが存在し、オブジェクトすり抜けバグとスラッシュ(キセルを"振る"攻撃)で加速を得る事から「もっこりスラッシュ」と呼ばれている。(※)。
※:ニコニコ動画に投稿されているもっこりスラッシュのやり方を説明する動画の中では一応「オブジェクトをすり抜けること」を「もっこり」と称しているという説明されている(が、同動画のコメントでもその理由でもっこりは無理がある、わかりづらいという意見が多い)。
もっこりスラッシュとケツワープの類似性は多く言われており、後ろにワープするように超高速移動するケツワープに比べて、前に超高速移動することから、後ろの「ケツ」との対比で前の「もっこり(男性器への呼び方のひとつ)」もわずかながら関係しているのでは無いかと思われる。
余談だが当初はエビスというキャラを用いてのバグとして発見されたため、「エビス飛び」と呼ばれていたが、「もっこりスラッシュ」と改名された過去がある
同じ任天堂作品の星のカービィシリーズにおける初の3Dアクションゲーム『星のカービィディスカバリー』では通常プレイではあり得ない程の大ジャンプによって本来ならば行くことができない場所にも行けてしまう「ハンマーバグ」が存在する。
こちらも一部ステージでのショートカットができてしまう他、周回プレイにおける時間短縮手段(特にレアストーン集めのメタナイトカップ)で有用とされる。