概要
『ゴジラ-1.0』の制作段階で登場が検討されていた対ゴジラ用の超兵器。
同作の舞台は終戦直後の1947年の日本で、攻撃力ほぼゼロの状況の日本で大怪獣のゴジラにどう立ち向かうかは脚本の時点から考慮されていた。当初は初代『ゴジラ』で使われた架空の超兵器、水中酸素破壊剤「オキシジェンデストロイヤー」に倣って本作でも超兵器を開発する案が検討された。
その過程で検討されたのが、ゴジラの強い再生能力を暴走させてゴジラを殺す超兵器「ゲノムアクセラレータ」である。ゲノムは遺伝子、アクセラレータは英語の「accelerator:加速させるもの」を意味すると推測され、直訳すれば「遺伝子を加速(暴走)させるもの」となる。
しかし、最先端すぎてあまり現実的でない、との理由から検討の段階で却下され、最終的には当時の状況と装備と技術で実行できるだろう堅実な作戦でゴジラを倒す、という形に落ち着いた。なお、これ以外にもいくつか別の案が検討されたそうである。