概要
主に下記のどちらかの意味で用いられる
- ゲーム作品においてプレイヤーに見下されるスキルのこと
- Web小説の一ジャンル『異世界もの』に属する作品で登場する単語
1の意味
プレイヤーにとって『価値がない』『役に立たない』と判断されたスキルへの蔑称。
だが、
- 『ゲーム開始直後の序盤等ならお世話になるが、中盤以降や強敵との戦いで用いるには力(性能)不足である』という致し方ない事情のもの
- 『自分サイドのユニット(カード・キャラクター・モンスター)に対して弱体化等で妨げにしかならない等デメリットしかなくプレイヤーにとってプラスに働く要素が皆無』ではあるが、スキルの所有者であるユニット(カード・キャラクター・モンスター)自体がとんでもないぶっ壊れスペックの個体であり、デメリットスキル(ゴミスキル)はそのぶっ壊れスペックがゲームバランスを崩壊させないために付いている足枷(ハンデ)
という場合もあるため、むやみやたらと「ゴミスキル」認定するのは慎むべきである。
あくまで、『自分サイドのユニット(カード)に対して弱体化等で妨げにしかならない等デメリットしかなくプレイヤーにとってプラスに働く要素が皆無』である上、それがゲームバランスに何の良い影響ももたらさないことが複数のプレイヤーの視点から見て明らかな場合など、どうあがいても擁護することができない場合のみそう呼ぶのがよいだろう。
2の意味
異世界もの(特に追放ものやクラス異世界召喚タイプの復讐もの)で主人公が取得(所有)するスキルへの登場人物からの蔑称。
『ハズレスキル』という言い回しがされる場合もある。
そう呼ばれる理由に関しては『役立たずだから』『詳細が不明で使い物にならないから』等がありがち。
しかし、前者においては『敵との戦闘では』等の前提上においての話であり、それ以外の分野ではゴミどころかとても役に立つスキルであることが多い。
例:錬金や調合、鑑定、生産等で長期に渡っての冒険で考えれば優秀である。戦闘には向かないだけでデスクワークや裏方系に向いている等の適材適所が求められるスキルにであるetc.
他には『他のスキルや装備品、アイテム等と組み合わせることで強い効果を発揮する』等の工夫を凝らす展開もある。
後者においてはプロローグが終わる(もしくは本編序盤を過ぎる)頃には、実はゴミスキル呼ばわりされるのは上辺だけの情報によるもので、その実態は条件を満たすとチート級の性能や効果を発揮するチートスキルだったという真相が判明するのがお約束である。
例:今までに主人公に秘められていた能力が解放される、多種のモンスターや精霊を使役できないかわりに最上級や神級のモンスター(精霊)に限って完璧に使役できる、レベルアップに必要な経験値が1000倍になるかわりに、レベルアップ時の各能力の上昇値が100000倍になるetc.
関連タグ
役立たず、ゴミ:1の意味なら致し方ないが、2の意味では「その評価を覆すような真相が発覚し、それに気づかず主人公を侮辱した者達は間抜けであり、破滅の一途を辿る」というのがお約束の展開となる。
1の方のみの関連タグ
スロースタート:ポケモンにおけるこの手のスキルの筆頭。似たようなスキルであるなまけには「スキルの持ち主がシナリオで強敵として立ちふさがる」「スキルの持ち主の中に、捕獲に非常に役立つなまけ+なかまづくりのコンボを行える者がいる」など擁護できる部分があるのに対し、こちらは特にない。持ち主は最近対戦で覚醒したが、スキルのデメリットを消しやすくなっただけで、スキル自体の無価値さに一切変化はない。
ハズレスタンド:ゴミスキルのスタンド版に相当する言葉で、中にはメリットが皆無なのに、能力者を死に追いやってしまうというとんでもないハズレスタンドも存在する。
発達障害:我々の生きる現実世界における『この世に誕生した時に運が悪いと得ることになり、手放すことは現時点で事実上不可能で、持ち主にとって分かりやすいメリットもなく、一生抱えて生きることになるゴミスキル』……と言えなくもない特性。
2の方のみの関連タグ
追放もの、復讐もの:ゴミスキルが登場する事に定評のある作品ジャンル。
適材適所、大器晩成、制約、上級者向け:いずれもゴミスキルに当てはまるキーワード。
呪いの装備:『周囲から避けられたり嫌われているが実は条件を満たすと優れた性能・能力を持っている』という点では類似する装備品。
否定者:アンデッドアンラックにおける「否定能力」を持つもの達の通称。その人物の人生を台無しにするべく最悪のタイミングで最も欲しくない能力が発現するため事実上のゴミスキルとも言える。但し否定能力には一定のルールが存在し、自身の能力を理解し向き合うことで自分にとってプラスの能力に変えることが出来る。